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2004/05/14

■厚生労働省の犯罪   

またしても信じられないことが起こりました。
明らかに国家犯罪です。不作為の犯罪です。
これまでも繰り返し犯罪を重ねている厚生労働省です。

フィブリノゲン納入先公表問題です。
2月に、このCWSコモンズのホームページのメッセージの欄に次のことを書きました。
再録します。

厚生省とミドリ十字によって引き起こされた犯罪は、いつの間にかうやむやに終わった感じがしますが、
厚生労働省と医療業界は全く何も変わっていないことが、今回のフィブリノゲン納入先公表問題で明らかになりました。
C型肝炎の感染源になったとされる血液製剤を納入した医療機関は7000を超えているといいます。
それを使用された可能性のある患者が検査を受けるようにしていくためには、
そうした医療機関をできるだけ早く公表していくべきですが、
厚生労働省と医療業界は、またしても結託して、事務局分たちの利益を守るために公表を500に絞ろうとしていたのです。
犯罪は繰り返し行われます。
しかも、フィブリノゲンの製造元は旧ミドリ十字の三菱ウェルファーマ社なのです。
信じられない話です。まだ利権のつながりは存続しているとしか思えません。
なぜ彼らには恥の概念がないのでしょうか。

この事件はもう決着したのだと思っていましたが、
今日のテレビによれば、相変わらず公表出来ないことになったということです。
一時、厚生労働省は発表を決めたようですが。
医療機関からの反対で、また止めたというのです。
人の生命を最優先していない医療機関などは、医療機関とはいえません。
むしろ反対している医療機関を公表すべきです。
それができなければ、厚生労働省も犯罪者というべきでしょう。
しかも、これは殺人罪に当たると、私は思いますが、いかがでしょうか。
未必の殺意です。
友人もいるので、ちょっと辛いのですが、
厚生労働省という組織は一体何なのでしょうか。
これでは経済産業省と一緒です。
イラクの戦場でもあるまいし。
しかし、狂気の状況は同じかもしれません。
ひどい話です。

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