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2004/05/25

■大銀行の業績   

多くの大銀行が業績を回復している中で、UFJ銀行だけが大赤字だという発表がありました。
いずれにもおかしさを感じます。
つい最近まで税金をつぎ込んでいた銀行が、赤字だとか黒字だとかいうこと自体おかしいと思うのですが、それよりも彼らの業績は「社員の今期の実体活動を反映したもの」ではなく、数字操作の結果であることにおかしさを感ずるのです。
赤字であろうと黒字であろうと、当該銀行の社員たちは実感が持てないのではないかと思うのです。
しかも、その背景には、社員たちの、正式には元社員たちの大きな犠牲があります。
組織にとっての黒字が、社員にとっての赤字につながる構造は、どう考えてもおかしいです。利益は、そうした人たちにこそ向けられるべきです。
しかし、誰もそんなことは気にしていないように思えます。
それに会社が黒字だろうと赤字だろうが、振込みなどの手数料は変わりません。

こうしたところに、経済システムの破綻の原因があるのではないでしょうか。

新聞の勧誘がよく来ます。
すごいサービスを提案してきます。
働きかけようによっては、新聞購読代以上のサービスを受けられるかもしれません。
それが可能なのは、おそらく広告料金なのでしょう。
以前もどこかに書きましたが、大新聞がいまや広告メディアであり、フリーペーパーの内容になっています。まもなくマイナス購読料金制度になるかもしれません。
そういう中で、きっと新聞社の人たちは仕事への意欲を失い、ひどい新聞づくりに荷担するようになっているのでしょうか。
いずれにしろ、ここでも仕事の実体と収益構造とは無縁になっています。

私は今の銀行は、ノンバンクやサラ金を支援しながら、社会を悪化させている悪の権化だと思っています。それに荷担しているのが金融庁です。彼らの「不作為の罪」も大きいです。
そうした悪の権化たちの世話にならないといけない自らのふがいなさを恥じなければいけませんが、かくもおかしい金融業界を刷新する人は出てこないのでしょうか。

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