■吉野家の牛丼がなくなったので米の消費が減ったという話
昨夜、福島市の人から聞いた話です。
吉野家の牛丼がなくなったため、日本人の米の消費量が減っているそうです。
吉野屋はすごい存在だったのですね。感心しました。
我孫子市の生協は山形の高畠町の有機米を扱っています。
高畠といえば、星寛治さんのところです。
1キロ870円です。しかしよく売れるそうです。
このつながりを、私は最近知りました。
我孫子市の生協のメンバーは援農活動に高畠にも行っているそうです。
行動している人はきちんとしています。
私などは理屈だけですので、そうやって行動している人に出会うともう脱帽です。
美味しいお米は、まさに一汁一菜で十分です。
私は「グルメ」ではありませんが、一応味は少しわかります。
美味しいお米は、実に美味しいです。
おかずなどいりません。
吉野屋型の米消費量の促進も否定はしませんが、
やはり米飯のもつ本来の美味しさや健康性を、もっと正面から取り組むべきです。
1キロ870円で売れる米をつくれば、農家も少しは救われるでしょうし。
ところで、私が一番美味しいと思うおかずは漬物です。
しかし、女房には悪いのですが、この40年、美味しい漬物に出合ったことがほとんどありません。ですから、美味しい漬物の味を忘れてしまっています。
たかが漬物と思うかもしれません。
しかし、私は漬物にこそ、日本の文化が凝縮されているように思います。
そうした日本の食文化を壊してきたことを、改めて問い直す必要があります。
食育に取り組む人がまわりに増えてきました。
うれしいことです。
私も食育の雑誌の編集を一度したいと思っています。
友人に提案したら、私には編集長はできないと言われました。
どこかの出版社で、私を編集長にしてくれないでしょうか。
とてもいい企画を持っています。1年間任せてくれるだけでいいのですが。
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コメント
佐藤さん、「編集長はできない」なんていってないですよ~。
ブレーンならぴったりだとは思いますが(^^)
食育の雑誌が増えてきましたね。
ベネッセみたいな大手も出しています。
わたしたちの雑誌も来年は食育がひとつの柱になります。
投稿: のんきな巡礼 | 2004/05/28 07:53
巡礼者どの
ブレーンには興味はないのです。
編集長でなくてはだめなのです。
なぜなら、編集後記を書きたいからです。
編集後記だけ書けばいい編集長の仕事はないでしょうか。
投稿: 佐藤修 | 2004/05/28 09:32