■田中真紀子さんへのエール
日本の政治家の中で、私が言動に期待と共感を持てるのは、田中真紀子さんだけです。
ほとんどの政治家はうさんくさいですが、彼女は素直だと思うからです。
まあ、独善的で傲慢で世間知らずで、冷たくてわがままで、自分勝手かもしれませんが、これまでのほとんどの言動に、私は好感を持っています。
田中角栄もそうです。確かに日本を駄目にした一人でしょうが、ずるくはなかったように思います。不勉強だと怒られそうですが、なぜか2人とも嫌いにはなれません。我ながら、矛盾しているとは思うのですが。
今、田中さんは日本に戻ってきた中国残留邦人の生活支援のための法案に取り組んでいますが、田中憎しという自民党政治家たちに邪魔されているようです。今の政治家が政治を私物化していることがよくわかります。国民などはどうでもいいのです。
様々な法案に対して政治家どう反応するかは政治家を選ぶためのとても重要な判断材料になるはずです。
しかし、今のような党議拘束が強い政党制度の中では、個人の言動はほとんど意味を持ちません。彼らはもはや生きた人間ではなく、歯車なのです。自分では誰も「自己責任」をとらないのです。歯車を演ずることで、ただひたすら私利私欲を追及する雇われ人なのです。しかも、雇い主は国民(選挙民)ではなく、政党という組織なのです。政治はいまや、人の手を離れ、コンピュータの手に移ったといってもいいかもしれません。ですから政治家にはだれでもなれるのです。
ちょっと飛躍があるでしょうか。まあ、私の考えはいつも飛躍と独断があるのですが。
政党政治の時代は終わりました。
二大政党政治などは全くの時代遅れです。
小選挙区制などは論外です。
そう思いませんか。
馬鹿な政治学者や無知なジャーナリストにだまされてはいけません。
最近また怒りがこみ上げてきています。
小泉首相のはしゃぎようは見苦しいです。
新聞はすべてお追従しか言わなくなりましたし。
みんな自分の生活が不安なのですね。
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