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2004/06/13

■強制と自発  

CWSコモンズのほうで何回か話題にしましたが、
学校の式典で国歌斉唱が強制される動きがあります。

これまで何の抵抗もなく、国家を歌っていたのに、
強制されることによって歌うのを止めて、処分された体育系の教師の話が、テレビで紹介されていました。私とほぼ同世代の教師です。

イソップの寓話に、こんな話があります。
小学3年の時に読んだのですが、ずっと頭に残っている話です。
山にきこりがやってきて、樹に「枝を1本くれないか」と頼みました。
親切な樹は、枝の1本くらいならいいだろうと思い、分けてあげました。
きこりは、その枝をもらうと、持参してきた刃を枝につけて斧をつくりました。
そして、森の樹木を伐りだしました。
枝をあげた樹木も含めて、森はすっかり伐られてしまいました。

ナチスが欧州で活動を広げだした時に、
欧州の労働組合関係者は、まあポーランドくらいはと思って、侵攻を見過ごしました。
自らに被害が及びだした時には、もう止める力はなく、欧州はナチスに席巻されてしまいました。

ちなみに、私は国家も国旗も好きです。
しかし、強制は大嫌いです。
石原都知事も小泉首相も、愛国心の全くない人だと思います。

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