■参議院選挙への関心の低さ
マスコミによれば、6月の参議院選挙への関心は低いそうです。
争点がないためだそうです。
「争点がない?」
イラク派兵も年金も、争点ではないのですかね。
日本にはジャーナリズムは不在ですね。能力がないのです。
それを争点にする政治家もいない。志がないのです。
イラク派兵も年金も国論を二分した大きなテーマです。
政治家は、それらを自分の欲得のツールにしたために、争点になりませんでした。
ジャーナリズムは、それを表層的な話題にして消耗させてしまいました。
残念です。
国民の半分が異論をもっている大きなテーマがあるのですから、
国民のほうを向いて、一緒になって行動を起こせば、流れは変えられます。
岡田さんも永田町から出てくれば、世界は変わるのです。
脱永田町を標榜しながら、国民のほうに目を向けない岡田民主党は、やはり小泉自民党と同じに見えます。
万一、民主党が勝っても、同じ政治が続くと思うと、
たしかに選挙には無関心になりますね。
しかし、変化を起こさなければいけません。
バタフライ効果が起こることを期待して。
みなさん、参議院選挙には投票に行くように、まわりに働きかけましょう。
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コメント
イラク派兵も年金も争点がはっきりしないとマスコミや国民や思っているとすれば、対案を提示できないからかなぁと思います。
年金改革を反対することは、多くの人が同意するでしょうけど、日本の少子化がすすみ、逆ピラミッドの人口構成では、改革するとなれば、年齢層により、どんな改革でも不利益をこうむる人が出てきます。「年金改悪反対」だといっても、どのようにするかを具体的公約なり改革案になると、総論賛成、各論反対的状況になります。もともと、年金改革ですべての人が喜んで賛成するような改革案はあるはずはありません。
イラク派兵についても、「自衛隊を撤退させることで、日米案を基軸とする安全保障はどうななるのか、石油がこなくなったら、どうするんだ。」という恫喝には、沈黙せざるをえない、そんな構造があるのではないでしょうか。
では、どうするか、佐藤さんのおっしゃるように、岡田民主党にも期待できなければ、参院選が重要とはわかっていても、どうすることも、できません。難しい、自分では考えても無力、どこか、優れた指導者に今後をゆだねたい。自分は悪くないと信じたい。フロムの「自由からの逃走」の世界ですね。
投稿: 坂谷信雄 | 2004/06/19 06:48
坂谷さん
争点を創りだすのは、野党の役割です。
民主党はその姿勢が皆無です。
このコメントを読んで、
かなり過剰反応した記事を今日19日に書きこみました。
ちょっと論旨に飛躍と省略がありますが、お読みください。
ただ、どうすることもできないという思い込みは捨てなければいけません。
必ずやれることがあるはずです。
私もまだ見つかってはいませんが。
投稿: 佐藤修 | 2004/06/19 09:42