■突然報道されなくなった年金改革法
夢を見ていたのでしょうか。
年金制度改革法が「成立」した途端に、マスコミからその話題が消えてしまいました。
あれほどの混乱や国会欠席までしていた野党の声も聞こえません。
あれは夢だったのでしょうか。
7割にもおよぶ国民の反対は、何だったのでしょうか。
狐につままれた気分です。
マスコミがとりあげないと、事件は事件にならないことがよくわかりました。
イラク戦争って、本当に行われているのでしょうか。
すべてがマスコミがつくった虚構なのでしょうか。
自分の存在も少し不安になってきました。
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コメント
ホントですね。
今日、家に帰って新聞を読んだら、年金の問題がぜんぜんなくてびっくりしました。そんな状況を表すかのような「イラク問題一色に」という見出しが滑稽でした。
こんなマスコミも国民の政治に対する無関心につながっているのでしょうね。
> 自分の存在も少し不安になってきました。
何だか映画のマトリックスの世界ですね。
投稿: やべ | 2004/06/09 00:04
なぜでしょうか。
年金問題の本質は、閣僚の未納問題なのでしょうか?
女子小学生の殺人の根本原因は、インターネットのチャットだったのでしょうか?
出生率が低下したのは、保育にかける行政の予算が、まだまだ少ないためでしょうか?
行政だけでなく、マスコミも含めて、問題原因の本質をそらそうとしているような気がします。
イヤ、それとも違うのかな?ひょっとしたら、多くの視聴者や国民自身も、この問題の原因の本質を直視したくないのかもしれません。
「人は噂の奴隷だ。人は、自分がそうであってほしいと願う噂しか信じず、現実を見ない。」
ジュリアス・シーザーが、こんなことを2000年以上前に行っています。
自分が見たくないものまで、見えてしまうのは、その人にとって幸福なことなのでしょうか。それとも不幸なことなのでしょうか。
投稿: 坂谷信雄 | 2004/06/10 21:41
坂谷さん
豊田有恒の「48億の幻想」というSF小説があります。
それは見たくないものは見えないという人間の本性をモチーフにした小説でした。
それは、しか私小説ではなく、現実かもそれません。
見たくないものは本当に見えなくなるものです。
40年くらい前に書かれていた近未来の風景が、いま、かなり出現しています。
今、書かれている未来の風景も、同じように現実のものになるのでしょうね。
子どもを生みたくなくなる気分になりますね。
50年ほど前にタイムトラベルして、歴史を変えなければいけません。
いつの時代の誰を歴史から抹殺したら、歴史は変わるのでしょうか。
最近の新聞は本当に内容がないですね。
記者にやる気があるのでしょうか。
投稿: 佐藤修 | 2004/06/10 22:03