■必然的な出会い
ある社会実験によると、すべての人は5~6人を介してつながっているといいます。
日本のテレビでも、北海道の身寄りの全くないお年寄りが東京の全く知らない人に、個人的なつながりを介して手紙を届ける実験をし、たしか7人ほどで無事手渡された結果を放映したことがあります。
そのテレビを見た、ある若者起業家が、私のところに飛び込んできて、
「佐藤さん、ひとはみんなつながっているのですね」
と、感動を伝えて、すぐに帰った「事件」がありました。
その後、彼と会っていませんが、いつかまた会えるでしょう。
人は会うべき人には必ず会えるものです。
昨日、地下鉄日比谷駅で岸田弘さんに会いました。
この駅は不思議な駅で、よく知り合いに出会います。
それも、その人のことを思い出したり、誰かと話題にした直後にです。
岸田さんは千葉の大原に民家を購入して、そこに徐々に転居している人です。
昨日、野原さんと食育の話をしていて、そういえば岸田さんはどうしているだろうと思ったところでした。その数日前にテレビで大原のニュースを見たのがその誘因でした。
岸田さんに出会えた意味は何なのでしょうか。
東京は様々な出会いに恵まれています。
数年前に御徒町の駅近くで、突然声をかけられました。
寺田実さんです。
異色の人です。
銀座のギャラリー悠玄で、17日から個展をやりますが、
17日のオープニングパーティに行くと彼に会えます。
作品はすばらしいです。彼の人柄も魅力的です。
彼の個展に誘われたのは、御徒町で偶然であったおかげです。
彼とは一度しか会ったことがないのです。
それもあるイベントに講演に来てもらっただけです。
それが偶然の出会いのために、個展の案内が届いたのです。
個展に夫婦で行ったら、私たち夫婦の共通の友人も出展していました。
彼の教室に参加していたのです。
2人とも滋賀の人なのです。
人は確かに無限につながっています。
そして、会うべき時に会うのです。
今日、コムケア仲間のCS21の叶内さん、村上さん、川副さんが訪ねてきてくれました。叶内さんの思いのたけをお聞きしました。私の思いとかなり重なりますが、まあそれはまたコモンズのほうで紹介します。
3人が帰り際に、私が美野里町の名前を出しました。
そうしたら、叶内さんたちは何と美野里町を訪問し、そこの文化センターを見てきたそうです。「文化がみの~れ物語」も知っていました。私がそれを編集したことには気づいていませんでした。
コモンズのほうに何度も出てきていますが、私は美野里町やそこの文化センターとかなり深いつながりがあるのです。
あまりの意外な話に驚きました。
しかし、こうした偶然は私だけではなく、叶内さんもたくさん経験し、そしてその結果、今日、仲間と一緒に私を訪ねてきてくれたのです。
みんなつながっているのです。
そう思うと生きるのがとても楽しくなります。
明日は誰と出会えるでしょうか。
東京の魅力のひとつは、偶然の出会いです。
念じていると、必ず会えるのです。
不思議なまちです。
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