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2004/07/04

■ショッピングセンターの賑わい 

近くに大型ショッピングモールができました。

その一画は、以前から大型店舗が集積していました。
家電のコジマとヤマダ電機。家具のニトリ。スーパーのジャスコ。ホームセンターのケーヨー。他にも20店舗くらいが集積しています。そこにさらに、大型ショッピングモールです。そこにはホームセンターもスーパーも入っています。

こうした巨大なショッピング空間ができることは、消費者には好都合です。同業が隣地しているために、価格は安いですし、さまざまな店舗があるので、ほとんど何でも間に合うので便利です。それに、レストラン関係もさまざまありますし、それなりのショッピングの楽しさも味わえます。

こうやって、どんどん商業空間は大型化していきます。
大きいところに人が集まり、人が集まると、元気になって、商品の鮮度も高まります。
しかし、どこかに落とし穴がありそうです。

私の近くに、イトーヨーカ堂系のエスパというスーパーがあります。
近くに、いくつかのスーパーがありましたが、そこが一番大きかったこともあって、一人勝ちになってきました。我が家もほとんどがそこで購入するようになりました。生鮮食品の鮮度もよかったです。店内に競合する店舗も入っていました。
しかし、そのため、近隣のダイエーや東急が閉鎖になりました。
その途端、エスパの価格が高くなりました。
さらに、近くに大きなマンションが建設され、数百世帯が一挙に転入してきました。需給関係が大きく変わりました。
価格はさらに高くなり、店内競合店も閉店し、品質も悪化してきています。
しかし、もはやそれに勝つだけの大型店舗は近くにはありません。

大型化は本当に消費者や社会にとって望ましいことなのでしょうか。
9月に山形市で商店街のサミットをやる予定です。
そうした問題も少し考えて見たいと思っています。

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