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2004/08/17

■温泉場の常識

温泉に薬品を入れている話から始まった温泉騒動は、どんどん広がっています。
何を今さらと、いう気もしますが、どこまで広がるのでしょうか。
きっと際限がないでしょうね。
いまや日本は嘘が奨励されている社会だからです。

2年ほど前に、CWSコモンズのホームページで、
「嘘の上に成り立つ社会のありように疑問を持ちましょう」とメッセージさせてもらいましたが、その後も、小泉政権は嘘を重ねてきました。いや、嘘を奨励してきたようにさえ思えます。
そのせいか、日本には今や嘘が充満しているのです。

昔は、「嘘は泥棒のはじまり」と言われたものです。
しかし、いまは「嘘は出世のはじまり」です。
本当に皆さん嘘ばかりで、真実がありません。
泥棒を捕まえる警察にも、嘘は蔓延していますし、
食品の安全を保証したり、商品の品質を保証したりする認証シールなどにも嘘が広がっているようです。だれもそうしたものを信用しなくなってきています。
そして、多くの人が嘘に対して咎めることを止め出したのです。
「裸の王様」のように、嘘を知りながら、だれも真実を言わなくなってきたのです。

そうした時代の中で、温泉場の嘘が問題になりだしています。
テレビで見ていると、温泉場の人には全く「罪の意識」が感じられません。
見事なほどです。
みんな首相や政治家や警察や財界トップの方々を見倣っているのでしょうか。
それとも、今や嘘は美徳になってしまったのでしょうか。

嘘をつかないというのが、私の信条の一つなのですが、これからどうしようか悩ましいことです。時代の風潮に棹差しては生きにくいですし。
死後、閻魔様に舌を抜かれるのが恐ろしいですが、
ここまでくると抜いている暇がないので、大丈夫かもしれません。
みんなでわたれば怖くないではないですが、ここまで嘘が蔓延してくると、嘘をつくのも罪悪感がなくなりますね。
さて、どうしましょうか。

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