■半年前の自動車免許更新講習時に思ったこと
私は優良ドライバーです。免許も当然、ゴールド免許です。
何しろ無事故無運転なのです。
この4年間、一度も運転したことがないのです。いやはや。
車を自宅の門にぶつけて、ボコボコにしたため、家族から運転自粛が出て、それを口実に運転をやめたのです。いまではもう再練習しないとあぶないです。
ちなみに、そのせいで、その後つくった我が家には門がありません。これでもうぶつかることはないでしょう。
免許更新の講習会でいつも感じるのですが、何か違うような気がしました。
自動車事故は今でも多いですが、その抜本的な対策が進められていないような気がするのです。
免許更新時のこのような意識づけよりも、もっとやるべきことがあるような気がします。それに5年に一度とはいえ、このような形で更新を義務付けることにも違和感があります。どうせやるなら、もっとしっかりとやるべきです。
車検もそうですが、仕事を作ることが目的なような気がします。
車検を受けた直後に火を出す車があることの意味がもっと問われるべきです。
車検も、免許更新も、視点が違うような気がしてなりません。
福島で、運転手の横にテレビがあるタクシーに乗りました。
これはお客様サービスなのでしょうか。
最高の顧客サービスは無事故です。テレビなど不要です。そもそも自動車テレビなどを認めることがおかしいと思います。
そうしたことをもっとしっかり考えるほうが大切ではないでしょうか。
飲酒運転ができなくする方法もあるはずです。
水中に落ちた時にドアが開く仕組みも、難しい話ではないでしょう。
まだまだ技術的にできることはたくさんあります。
道路整備もまだ余地は大きいです。
私の家の近くにも危険な箇所はいくつかあります。
ドライバーから危険箇所を指摘してもらい、点検していくのも一案です。
トヨタの利益は、たしかにトヨタの自己努力の成果です。
しかし、その利益の1%を、そうした活動に向けられないものでしょうか。
それこそが、本当の事業戦略です。
社会貢献活動などでごまかしてはいけません。
トヨタが、この分野でできることは、まだまだたくさんあります。
テレビのあるタクシーに乗ったので、半年前のことを思い出してしまいました。
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