■環境税が阻害する経済成長って何でしょうか
環境税が経済成長を妨げる、と日本経団連のトップの方々は主張されていることが報道されています。もしそうであれば、そんな経済成長などしなければいいのですが、そんな発想は彼らには考えつかないのでしょうね。
経済成長を加速化するのはそう難しいことではありません。
もっと環境を悪化させ、問題を深め広げれば、その解決のための市場が創出されるのです。自動車事故を増やせば、自動車が売れるという論理に中で育ってきた財界の「成功者」たちは、経済成長が判断の出発点なのです。しかし、大切なのは「成長」の中味です。それが問われていることに、なぜ彼らは気づかないのでしょうか。
環境税も経済成長も、いずれも目的概念ではありません。
大切なのは、その先にある社会の姿です。
エコノミーもエコロジーも出発点は同じです。
生活を豊かにするための考える枠組みなのです。
それがいつのまにか、対立概念になってしまったのです。
そのおかしさに、そろそろ気づかなければいけません。
大切なのは、環境税と経済成長を両立させるパラダイムです。
そこから発想すれば、環境税が経済成長を妨げるなどという場かな議論は出てこないでしょう。
本当に最近の議論には、馬鹿らしくてついていけません。
それとも私が馬鹿なのかもしれませんが。
最近は自信がなくなってきました。
困ったものです。
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