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2004/11/21

■見えている風景  

人は、その立ち位置によって、見えて来る風景が違います。
会社を辞めてから、私の社会や会社への風景は変わりました。
日経を読まなくなっただけでもかなり違ってきました。
立ち位置が、その人の世界観や未来への展望を変えていきます。

例えば、ファルージャの風景ですが、どちらに立つかで全く違った風景になります。
ファルージャ事件は、歴史にはジェノサイドの典型的な事例として残るでしょうが、今の私たちにはほとんどそれが見えていません。
そんなことはベトナム戦争ではいくいらでもあったはずです。ソンミはおそらく特殊な事件ではなく、ベトナム戦争が特殊な事件だったのです。
つまり、ソンミからベトナム戦争を見たら、風景は全く変わってくるのです。ファルージャもそうでしょう。そこから見れば、イラク復興の意味も見えてくるはずです。小泉首相と日本国民の犯罪性も含めてです。

金正日体制の北朝鮮はどうでしょうか。北朝鮮の人民からみた国家政権はどう見えているのでしょうか。
もしかしたら、小泉体制の日本と同じかもしれません。
武富士の社員はいまなお武井元社長に仕え、オウム組織のメンバーはいまなお松本某に自らを預けています。卑劣な生き方だとは思いますが、渦中にいれば、そういう風景に馴染んでしまうのでしょう。三菱自動車や雪印食品の従業員たちのように。

金正日と小泉純一郎は、私には全く同じ独裁者に見えます。誰も、その動きをとめようとしないことも同じです。アウシュビッツもそうだったのでしょうか。
私もまもなくガス室に送られるような恐怖感をこの頃、感じています。
ロボットのような首相の顔をテレビで見るたびに、嘔吐したくなります。
税金を払う先を変えられれば、うれしいのですが。
ODAが独裁者の支配体制を強化し、人民を苦しめたと同じ構図が、まさか日本に現出しようとは思っていませんでした。

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