12月9日に書いたのですが、ここに掲載するのを忘れていたのに気づきました。
今となっては少し遅いですが、掲載します。
12月9日の気分で読んでください。
横田めぐみさんの遺骨と称されたものが偽物だったことが判明しました。
この問題は誰の責任でしょうか。
小泉政権の責任であり、これは政治責任問題ではないかと思います。
これほど馬鹿にされた一国の首相は、最近はあまり例がないように思います。
しかも相手は、小泉首相が「信頼」している金正日です。
嘘がすぐわかることは相手も知っているわけですから、この意味はどう解釈すればいいのでしょうか。
難しく考えることはないでしょう。
ただ小泉首相が、そしてそれを支援している私たちが馬鹿にされただけです。
まあ、馬鹿なのだから仕方がありません。
しかし、国家の最高責任者が馬鹿だと国民は不幸です。
国民が馬鹿だから、せめて国家の指導者にはしっかりした人を選べれば良いのですが、馬鹿な国民は馬鹿な指導者を選んでしまうのが、民主主義制度です。民主主義理念と民主主義制度は全く違うものです。
日本の自治は、明治政府が壊し、シャープ勧告でさらに壊れ、そして今また市町村合併で破壊されつつあります。
いま、改めて福沢諭吉の自治論に関する本を読み直しています。
福沢諭吉はしっかりした地方自治の上に国家の発展があると考えていました。
個人を起点にした国家の展望がそこには感じられます。
馬鹿な国民が馬鹿でなくなる仕組みと言っていいかも知れません。
地域自治の破壊と思考停止した(つまり馬鹿な)国家政府。
これはおそらくセットなのでしょう。
日本に根強くあった名望家自治論が、いままた必要なのかもしれません。
もっとも今の日本に名望家なる存在がどのくらいいるかが問題ですが。
ところで、小泉首相は自らを恥じて、責任を取って辞職するのでしょうか。
だれか諭す人はいるのでしょうか。
馬鹿を諭す馬鹿はいないでしょうね。
ちなみに、私は通常は「馬鹿」という言葉を肯定的に使っていますが、この文章においては否定的に使っています。利口より悪い馬鹿の意味です。念のため。
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