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2004/12/22

■お金がお金を生む経済の不思議さ 

私がずっと理解できないでいるのが、お金がお金を生む仕組みです。
銀行に預けていると必ず利子がつくという発想がどうも理解できないのです。
私の発想では、どう考えてもコストを払うのは預金者です。

まあ、しかし、それは私の理解力不足の問題かもしれません。おそらくほとんどの人は不思議に思わないのですから。

でも最近、どうも割りきれない気がしてきています。
ひとつは大手銀行がいとも簡単に巨額の債権を放棄するという話です。
もうひとつは、借金をかかえている政府や自治体が、年度予算のかなり大きな部分を借金の返済に向けているという話です。

後者の問題で気になるのは、誰かがお金を貸しているだけで確実に利益を上げている人がいるということです。何もしなくても利益が入ってくる仕組みを誰かがつくり、おそらくそれに乗って不労所得を得ている人が、ますますの借金構造を増大しているのではないかという気がしてなりません。もちろんそこには政府の大臣が絡んでいるわけです。彼らのお金の使い方を見れば、彼らがいかに現在の借金構造で利得を得ているかは明々白々です。しかし、おそらく彼らは黒幕ではないでしょう。その仕組みに乗っているだけの雇われ人のような気がします。せいぜい1億円の政治献金で責任が問われる程度ですから、そのポジションもたいしたものではなく、所詮は使い捨ての役割かもしれません。
そうした構造に銀行を初めとした金融期間が乗っているのも、また明々白々です。なぜなら、いとも簡単に巨額な債権を放棄できるのですから。しかし、彼らもまたおそらく雇われ人でしょう。

お金がお金を生み出す仕組みが自律的に動き出しているのではないかという気がしてなりません。
借金大国の仕組みから不労所得を得ている人は一体誰なのでしょうか。
あるいは、その黒幕は、人ではなくて、いまや仕組みそのものなのでしょうか。
なにやら不気味ですが、まあ、そんなことはないでしょうね。
きっと黒幕がいるのでしょうね。
あまりに規模が大きいので、私たちには全く想像すらできないのですが。

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