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2004/12/27

■ドンキの放火事件 

ドン・キホーテが連続放火されています。
この事件はたくさんのことを示唆してくれています。

こうした事件が起こるのは、それなりの理由があります。
同社の事業展開のあり方のどこかに問題があるはずです。
同社店舗への放火事件が続いても、誰も同情しないのはなぜでしょうか。あるいはほとんどの人はあまり不思議にも思わないのはなぜでしょうか。それを考えなければいけません。

同社のホームページで、社長のコメントを読ませてもらいました。
http://61.206.41.90/041217.pdf
とても違和感のあるコメントです。
危機管理を履き違えている日本企業は多いですが、同社も完全に履き違えています。
最悪の事態にならなければいいですが。

これまでの同社の事業戦略や店舗活動を評価したり支援したりしていたコンサルタントや評論家、あるいはマスコミや消防署にも反省を期待したいです。消防者は法規違反を警告したと言っていますが、警告してもそれが実行されていないとしたら、しかもそれが何年も続いていたとしたら、悪いのはむしろ消防署ではないかと私は思います。

話が変わりますが。外食産業の和民がいま元気です。
テレビでも良く取り上げられます。
渡邊社長は外食産業のカリスマ経営者だと昨日のテレビはもてはやしていました。
私も渡邊社長の本を2冊読みました。
社長の思いは伝わってきました。
それに娘によると、類似のところに比べてお店の対応はとてもいいそうです。

しかし、昨日の渡邊社長を紹介したテレビを見て、がっかりしました。
もしテレビがやらせでないとしたら、
彼は社員の人間としての尊厳を認めていません。言葉が完全に間違っています。
和民のこれからが心配です。

評論家の皆さんは、もっとしっかりと実態を見据えて、企業を評価すべきです。
利益をあげるのが企業の目的ではありません。
利益をあげるのは企業の目標です。間違ってはいけません。

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コメント

佐藤さん  菅野です。 私も「和民」の渡邊社長のドキュメント見ました。早速、社長の著書Amazonで購入しました。佐藤さんのおっしゃる「彼は社員の人間としての尊厳を認めていません。”言葉が完全に間違っています。”」の部分、特に言葉が完全に間違っているというところが、私には、どの部分がそうなのか分りません。佐藤さんのご意見を聞かせて下さい。

投稿: 菅野 弘達 | 2004/12/28 13:25

菅野さん
ありがとうございます。
実は書きすぎたなと思っていたところです。

ご質問のところは、毎朝の幹部会議の部分です。
一か所だけです。
失敗した店長に向かって、
「タコ!そこに立ってろ!」
というないようの発言をした部分です。
立ってろ!はいいでしょう。
しかし、「たこ!」はないでしょう。
その一言で、私は失望してしまいました。
みんなのまえで「タコ!」。
それをおかしいと思わない文化があるとしたら、それはやはりおかしいと私は思います。
はだかの王様の一歩前にいるように思います。

どんなに厳しくても、人は名前で読むべきだと言うのが私の信条です。時にニックネームや愛称はいいでしょう。あるいは厳しく叱る時に、呼び捨てもいいでしょうし、怒りの言葉をつかうのもいいです。しかし、そういう時にどんな言葉を使うかで、その人の人間観が見えてきます。
ちょうどこのブログで、私が口汚く人を批判する際に、私の本性が見えるようにです。

従業員満足こそが顧客満足だといわれます。
社長からタコと怒られている従業員のお店に、私が客として行って、ちょっと粗相をしたら、私が帰った後に彼らは私を「あのタコめ!」といっているかもしれません。その見本を渡邊社長は示しているように思います。
考えすぎでしょうか。
でも私はあまり和民には行きたくない気分です。
とてもいい会社だと聞いていたが故に、とても失望してしまったのです。

外食産業はサービスの世界でした。
しかし、私はそろそろホスピタリティの世界に移るべきだと思っています。
サービスは客が神様です。ホスピタリティは客は家族です。
そういうことを理解できる外食産業の経営者が出てきてほしいと思います。

投稿: 佐藤修 | 2004/12/28 17:27

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