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2005/01/25

■忙しすぎて事実を見ない生活への反省  

昨日に引き続き、ついつい衆議院本会議の中継を少し見てしまいました。
小宮山さんの質問の、最初の2分間は国民みんなに見てほしかったです。
きっと誰かがネットに採録してくれるでしょうから、わかり次第ここにも掲載しますが。

ところで、昨日の顛末の報道ですが、いささかの失望があります。
マスコミやテレビのキャスターはもっと掘り下げて報道してほしかったです。
私は幸運にも中継を見たからいいものの、そうでなくてニュースだけを見た人は、どっちもどっちだと思ったでしょう。新聞もテレビも、そのトーンでした。つまりリスクをとっていないのです。
またこれは小泉対小沢の政治のかけひきだという指摘もありました。たとえば報道ステーションです。そんなことは瑣末な話です。問題を摩り替えてはいけません。
大切なのは、対話を拒否した首相の不真面目さなのです。そしてそれを批判できない、あるいは適切に表現できず、従って質問もできないジャーナリストの現状です。

彼が首相でいられるのは国民が忙しすぎて、こうした彼の素顔を見る機会がないからなのかもしれません。知らないところで、勝手にやっているわけです。
それは首相だけではないかもしれません。
社会保険庁の偉い人たちが相変わらずの仕事をし、拉致問題はなかなか進まず、企業不祥事もなくならない。みんな忙しすぎて、かまっている暇がないからでしょうか。
いや、私たちはいま、みんな忙しすぎて、事実をきちんと確認せずに物事を判断しているのかもしれません。忙しさは、本当に心を失わせます。反省反省。

団塊の世代に暇ができたら、社会は変わりますね。
もう少しです。

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