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2005/08/27

■創造と破壊の両義性 

小泉首相は、日本の古い政治体質を壊していることを評価するという意見があります。自民とも壊したではないか、という論調です。
たしかに反対派議員の一部は離党し、自民党に対立して立候補しました。自民党は壊れてきているようにも見えます。融通無碍な自民党文化は否定されているようにも見えます。しかし、本当に小泉首相は自民党による政治の独占体質を壊し、新しい政治文化に向けての創造的破壊に取り組んでいるのでしょうか。
私は明らかにノーと言いたいと思います。

壊すことと創ることは、コインの裏表のような関係にあります。創ることは常に壊すことであり、壊すことは常に創ることです。問題はどちらに意味があるかです。

小泉首相は自民党を壊すと言っています。
自民党の何を壊すのでしょうか。あるいは何のために壊すのでしょうか。
壊すことは目的概念にはなりえない言葉です。民営化、構造改革、すべてが手段概念です。手段で議論するのが主体性のない作業者の特徴ですが、一国の指導者は手段概念で語ってはいけません。目的が重要なのです。
私は10年以上、企業の変革を仕事にしていました。日本企業は変革を口にしながら、何も変えませんでした。目的概念、つまりビジョンが不在だったからです。所詮は本気ではなかったのです。それゆえに壁にぶつかり、疲弊しているのだと思います。いまバブルなほど高収益を上げている企業も多いですが、それはかつての経済システムの残渣の最終刈り入れをしているだけです。自らのやっていることに気づいてほしいです。それこそがCSRです。
また横道にそれました。反省。

小泉首相が壊していることはいろいろありますが、私は自民党や古い政治体質ではなく、日本の話し合い文化であり相互支援の仁義ではないかと思っています。
しかし、もっと重要なのは彼が創りだしているものです。それは富や権力の集中構造です。
反対者の声に傾聴する代わりに、抹殺を働きかけ、自らに恭順の意を示した八代さんのような主体性のない人には恥もなく、恩賞を与えるのです。恩賞は権力の象徴です。私たちの税金を勝手にアメリカに提供するのと同じことです。こういう言動を独裁と言わずに、なんと言うのでしょうか。そしてこれこそが一部の大企業経営者と組んで金銭による権力支配を目指す自民党政治の本質なのです。つまり自民党体制をさらに確固たるものにしているとしか私には思えません。いいかえれば、政治の市場化です。それはまさに自民党がやってきたことです。

たくさんの反論をもらいそうですが、彼の破壊は陽動作戦でしかありません。何しろ彼は記者の質問にも具体的に答えられないほど、内容が空白の人なのですから。空白だから、自分の言葉がないのです。それが人気の理由と言うのですから、もう笑うしかありません。哀しい笑いですが。

こんな記事を教えてもらいました。
ぜひお読みください。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=2000552&tid=beaec0tfhbadba4r5va49a4j&sid=2000552&mid=35

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コメント

 この記事のリンク先の半分は情報源として役立つところがありますが、残りの半分は出鱈目ですね。
 世界経済がこのようにしか運営できなくなっているという状況の把握と、代替案を私たちが提示できるかという問題にも思えます。
 このままだと地球は人類が住めない土地になってしまうでしょうから。

投稿: 砂上 | 2005/08/28 03:31

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