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2005/08/16

■「愚直なまでの平和政策」ですって?

最近、このブログを書こうとするとどうしても政治の話になってしまいます。
どうしてこうもひどいタレント政治家が我が物顔にテレビを独占しているのでしょうか。付け焼刃で勉強したキャスターや司会者の迎合的な質問にもあきれますが、政治家自身の人格に疑問を感じます。高市さんも「刺客」になったようですが、こういう人たちが社会をだめにしていくのでしょう。社会にとってもっとも大切なのは、人としての生き方であり、誠実さと人間性だと私は思っています。郵政民営化はその先の問題です。郵政民営化と民営化法案を意図的に混同して問題の本質を覆い隠している人たちの多さには悲しさを感じます。

まあ、そんな愚痴をいくらこぼしても意味がないわけですが、昨日のテレビは、実はまた最後の1時間を見てしまいました。若者はやはり素晴らしいと思い直しました。やはり我々の世代がいなくなれば、きっといい時代が来るのでしょう。

しかし恐るべき発言もありました。町村外相の発言です。日本の学校で近現代史をきちんと教えないのは、教師がマルクスレーニン史観で教える恐れがあるから、教えないようにしていたのだ、という主旨の発言をしました。それこそが偏向教育であることに気づいていません。権力の走狗とはこういう人を言うのでしょうか。自分では発言の意味がわかっていないようでした。
その町村外相が、日本は「愚直なまでに」平和政策を貫いてきた、と発言しました。どう思われるでしょうか。もしお時間が許せば、ぜひ田中伸尚さんの岩波新書の戦後史3部作をお読みください。「憲法9条の戦後史」「靖国の戦後史」「日の丸・君が代の戦後史」の3冊です。

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コメント

 堀江も外資の手先に過ぎませんからね。まあ馬鹿は死ななきゃわからないんですよ。

投稿: 砂上 | 2005/08/17 07:27

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