■なぜ民主党は人を集められなかったのか
もう1回だけ書きます。
昔、「アラモ」という映画がありました。私が大学生の頃です。ジョン・ウェインの監督主演作品です。最近、リメイクされていますが、古いほうの映画の話です。
アラモといえば、メキシコからの独立を目指して、廃墟になった教会に立てこもって戦った勇敢な男たちの話です。
国会議員だったクロケットが、なぜ死を覚悟してアラモに来たかを語るシーンがあります。彼が仲間とアラモに来たのは、テキサス共和国を創るためなのです。彼はこう話します。
「共和国、リパブリック。響きがいい。言葉には力がある。自由に暮らせ、自由に話せる国。人の行き来が自由で暮らしも自由。言葉を聞いただけで胸が一杯になる。」
民主党の「政権交代」という言葉にパワーがなかったのは胸を一杯にするコンテンツがなかったからです。構造改革、郵政民営化と同じ種類の言葉だったのです。
コンテンツ、ビジョンを創ろうとする人が見つかりません。
私は自分なりのコンテンツを持っていますが、メッセージパワーはありません。
「コモンズの回復」です。いまや手垢がついてしまいましたが。
しかし、私は「コモンズの回復」という言葉にワクワクしていました。
だから、これまでそこにのめりこんできましたが、独りよがりだったかもしれません。
ちなみに、「平和」も「くらし」も、そうしたワクワクする言葉ではありません。
1項目前の記事に書いたように、このブログは休止ですが、
CWSコモンズは継続します。
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