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2005/09/03

■在宅療養者や病院入院者の投票 

投票に関して次の質問が私の関わっているメーリングリストに投稿されました。

「在宅で療養中の、投票所へ出かけられない方、当然不在者投票も出来ない方、この様な方の投票についてサポート活動をしている方、またその方法について知っていらしたらお教えください」。

今のところ、まだ見つかっていませんが、ご存知の方はいないでしょうか。いたら私にメールをいただけるとうれしいです。
ちなみに現行制度では、要介護5の人や身障者手帳を持っている人などの重度障害者は郵便等による不在者投票が認められていますが、面倒ですので、そう利用者はいないでしょう。ノーマライゼーションやユニバーサルサービスの体制には程遠いです。

この人は、「在宅療養者向けの専門の投票箱を作成して、選挙管理委員会が、2日ほど設けた日を事前に告知し、1軒ずつ訪問し、投票できる在宅投票システム」ができたらいいなと提案しています。

これまで考えたことがありませんでしたが、こうした問題はまだたくさんあるのでしょうね。

このメールを読んだ方から、個人的に次のメールが来ました。

「入院中の投票が「必ず鉛筆書き、封禁止」となっていました。書き直される可能性を感じても病院にいてはゴタゴタを恐れて言えずに終った経験があります。また、自宅療養の父は投票が出来ませんでした。弱者の基本的権利を切り捨てです。」

続けてこう書いてきてくれました。

「いま元気でも、誰もが明日は身体的にも弱者の立場になるかもしれない、自分の問題です。弱者という言葉が嫌いなのですが、だれもが手を携えて生きてゆける世の中が、一番生きやすいと考えていて、何も出来ない自分にイライラします。」

この方はコムケアの理念に共感して、応援してくれている方です。ご自身がさまざまな障害や病気を抱えながら、です。
「だれもが手を携えて生きてゆける世の中」。これが私の取り組んでいるコムケア活動です。事務局長をやっているおかげで、実にさまざまな話に触れることができます。気が滅入ることが多いですが、その問題に向けて必ず誰かが前向きに取り組んでいることに勇気付けられもします。

それに、問題を抱えている人は、みんな本当に優しいです。
こういう人たちの支えあいの輪を育てていくのがコムケア活動です。
仲間になってくれませんか。
取り組む課題は山のようにあります。
年金の無駄遣いの、ほんの一部でももらえればたくさんのことができるのですが。

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