■何が問われているかの大切さ
日本人は問題を解くのは得意だが、問題を創るのは不得手だとよく言われます。
これは、きっと日本の教育理念や教育制度と深く関わっている問題でしょう。
しかし、問題を選ぶのも日本人は不得手であることに気づきました。
今の選挙は、まさに問題をどう設定するかが問われています。
考えのない人たちや不誠実な人たちは、郵政民営化の中身も知らないまま、それが最重要な問題だと思わせられていますが、こういう人は学校では優等生だったのでしょう。
言葉でしか考えないように訓練させられています。
国のために死ねる国民は私の周りにも少なくありません。
かわいそうだとは思いますが、そうした人がイラク人を殺すことを加担しているとなると話は別です。
フセイン暗殺未遂事件の映像が昨日、公表されました。
事件後、フセインは民衆の前で演説し、民衆は「支持します」と小躍りしてフセインを褒め称えています。今、小泉純一郎の前で小躍りしている人たちの映像と非常に似ています。違うのはフセインは冷静に話しているところです。小泉首相の話し方は、ヒトラーそのものです。金正日でも、もう少しは品格があります。
いま、何が問われているのか。
それを真剣に考えなければいけません。
いま小泉自民党を選ぶことは、戦争に狩り出され、教育は洗脳に変質し、信義よりも金が優先され、貧富の差が固定化され、そんな未来を選ぶことだと私は確信しています。
もちろん、違う考えもあるでしょう。
しかし事実を積み上げて考えれば見えてくることもあります。
たとえば、イラクは復興していると思いますか?
年金は改善されていると思いますか?
なんでそんな簡単なこともわからないのか、私には不思議です。
私の間違いだといいのですが。
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コメント
それほどアメリカに洗脳されているだけの小泉に重きを置くことはできません。
要するに全ての問題を今回の馬鹿げた選挙に置く訳にはいかない、ということです。
次を考えましょう、次を。
投稿: 砂上 | 2005/09/09 22:16