■過剰から不足への発想の転換
栄養過多で身体不調に陥ったり、富栄養化で湖沼汚染が起こったり、情報過多で精神異常になったり、さまざまなところで「過剰」が問題になっています。
「不足」の時代は終わり、「過剰」が問題になる時代です。
若者たちは満ち足りており、物質的には何一つ不足はない、と物不足の時代の育った世代は思います。
今の若者に不足しているのは、「不足」ということだと言った人がいました。
しかし、実はそこに大きな落とし穴があるのかもしれません。
過剰と不足はコインの裏表です。
「過剰」から「不足」へと発想を変えると問題の見え方が全く違ってきます。豊かになりすぎたから若者が働かなくなったのではないことが見えてきますし、情報過多でストレスが高まるのではなく情報不足が問題であることに気づきます。
問題の捉え方が変わると、当然解決策も変わってきます。
今度の選挙騒動で、改めてそのことを実感しています。
情報が本当に少ない時代になりました。
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コメント
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投稿: 砂上 | 2005/09/06 23:36
http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=27211&media_type=wb&lang=j&spkid=8395&time=00:53:24.4.
投稿: 北田 | 2005/09/07 15:37
後おくればせながら教科書について教えるとか教えないとか言われてましたが、よく思い出してください。歴史を本当に教科書で学んだんですか。あんな大雑把な記述で何か学んだという人は勘違いでしょう。教科書は受験の暗記で、右も左もないのです。
歴史は授業でなく個々人が勝手に学ぶに任されています。まあビザンチンとか後醍醐天皇とか知ったほうがいいかわかりませんが。
投稿: 砂上 | 2005/09/09 01:25