■内政干渉って何でしょうか
小泉首相に続いて靖国参拝をした国会議員がテレビの取材で、
靖国参拝に対して海外から批判があるが、と聞かれて、
それは内政干渉です、と言う回答をしていました。
内政干渉って何でしょうか。
もし世界がつながっているとしたら、厳密な意味での内政は存在しません。
イラクに軍隊を派遣するのは内政干渉ではなく、自分たちへの侵攻戦争を仕掛けた人を讃えることを批判することは内政干渉だというのは、どう考えても理解できません。もっとも発言していた彼女も理解してはいないのでしょう。
少しでもまともな知性を持っている人であれば、受け答えは違ってくるはずです。知性とは相手を理解することですから。
町村外相は、やはりインタビューで、中国との話し合いの懸念が出ているがどう思うかという質問をさえぎって、誰がそんなことを言っているのか、と切り捨てました。その言い方が、いかにも余裕のない居直り態度でしたが、ここにも知性は微塵も感じられません。権力を持つと、人はこんなにも変わるものかと言うのが町村さんを見ているとよくわかります。
フセインの裁判が始まりました。
それが終わったら、今度はブッシュと小泉の裁判でしょうか。
そうならないのが私にはとても不思議です。
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