« ■マイオピアからノー・ロングタームへ | トップページ | ■自然とつながっている人体 »

2005/11/03

■国民保護法はごぞんじですか

先月28日の閣議に、各省庁の国民保護計画閣議が提出され、閣議決定されました。
すでに自治体レベルでの展開は始まっていますが、今年度内にすべての都道府県でも国民保護計画が策定されることになっています。

この計画は、昨年度制定された国民保護法(正式には「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」)に基づくものです。
この国民保護法は、「武力攻撃事態等において、武力攻撃から国民の生命、身体及び財産を保護し、国民生活等に及ぼす影響を最小にするための、国・地方公共団体等の責務、避難・救援・武力攻撃災害への対処等の措置」が規定されているものです。
この限りでは何も不都合があるとは思えないかもしれません。
事実、この法律は、あまり審議もされず、話題にもならずに、2004年6月14日に成立してしまいました。議論するまでもなく、必要なこと、いいことだとみんな考えたのでしょう。

しかし、小泉自民党が足早に進めている「戦争のできる国家」路線の動きと重ねて考えると、とても不安なものに感じます。
個々の動きは常識的でも、それら全体が創りだす世界がとんでもない非常識になることはよくあることです。
80年前も同じような状況だったのかもしれません。

昨年の法案提出時から問題指摘している人はいます。
「国民を保護する法律」というより、「国民を統制する」性格を持った法律だと考えている人もいますし、戦時状況の日常化を加速させるものと指摘する人もいます。私たちの生活そのものを変えていくかもしれないと危惧する人もいます。
わが国ではこうした少数派の指摘はマスコミにはほとんど載りませんが、
しかし、ブログジャーナリズム葉広がりだしています。
これに関するサイトもたくさんありますので、ぜひお読みいただきたいと思います。
たとえば、こんなサイトがあります。
国民保護法ウォッチャーズ
「国民保護法」ってご存知ですか

「国民保護」。
国民主権国家において、それはどういう意味を持つのでしょうか。
「自立」とか「保護」とか「支援」とか、最近の法律の名称に時代の方向性を感じます。
私が憧れる「コモンズ」の世界はどんどん遠のいているような気がしてなりません。

|

« ■マイオピアからノー・ロングタームへ | トップページ | ■自然とつながっている人体 »

政治時評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ■マイオピアからノー・ロングタームへ | トップページ | ■自然とつながっている人体 »