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2005/11/21

■ちょっと独白:ペルソナとシャドー

数日前のこのブログに、
「常に悪者を探さずにはいられない」のですね、というコメントをもらいました。
これは反省させられるコメントでした。

このブログや私のホームページ(CWSコモンズ)でのメッセージはある意味では一貫していると思っているのですが、その一貫性を維持するために、それに反する私の意識の部分を無意識に抑圧しているはずです。それがよく言われる「シャドー」というわけですが、精神的バランスをとるために、その部分を第三者に投影して、「常に悪者」を探しているのかもしれません。
そう考えると、私が忌み嫌っている小泉自民党は私の分身かもしれないことになります。
最近はテレビで小泉首相の顔が出てくるだけでも、目を背けたくなるのですが、これはかなり重症なのかもしれません。

ペルソナとシャドーの理論で考えると実に様々なことが納得できます。
外部に「悪者」を生み出して、安心してしまっている自分も見えてきます。
しかし、同時に、その「悪者」とつながっている自分にも気づかされます。
もう64歳なのだから、ペルソナとシャドーを統合した生き方を目指そうかという気もしないわけではありません。
さてどうするか・
いろいろ考えた挙句、これからも「悪者」批判をしていくことにしました。

たしかに、誰かを批判すると必ずその矛先は自らに戻ってきます。
批判の対象には間違いなく自らも含まれているわけですから。
ですから人を批判するのは、心穏やかな行為ではありません。

でも、シャドーとはやはり決別しなければいけません。
ユングにだまされないように、これからも嫌いなものは嫌いといい続けることにしました。
つまらない結論ですが、この2日間、ちょっと悩んだ問題でした。

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