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2005/11/17

■アーレフ施設が近くにあったらどうしますか

あるメーリングリストに、こんな投稿がありました。
新築マンションの購入を決め、手付金を払った後で、その近くにアーレフ(旧オウム真理教)の関係施設が2か所あることが判明、迷った末、解約を申し出たが、200万円を超える手付金は返済してもらえなかったという内容です。
近隣にある「迷惑施設」の存在は事前説明が必要だとされていますが、その中にはアーレフ施設は入らないと言うのが、売り手側の言い分です。
ちなみに、養護学校、障害者施設、老人福祉施設なども迷惑施設とされているそうですが、アーレフ施設は入っていないのだそうです。
投稿者は、「福祉施設類が迷惑施設・・なんて失礼な話なんだ!福祉施設のほうが、アーレフ施設より迷惑だと言うことですか?」と書いています。同感です。

みなさんはどうお考えでしょうか。
アーレフという団体が存続を認められていることに違和感を持っています。
こんなことを書くと、その非寛容さを非難されそうです。雑多な要素があればこそ、社会は生き生きしているという意見もあるでしょうし、異質なものを排除するのでは小泉自民党と同じではないかと糾弾されそうです。
代替案が見つからないこともわかっていますし、私の発想が危険な落とし穴の側面を持っていることも自覚していますが、どうも感覚的に納得できないのです。

もし私の家の近くにアーレフの集会所ができそうになったらどうするでしょうか。きっと反対するでしょう。非寛容といわれても自然とそうなると思います。投稿者が230万円のコストを負担してまで解約した事情は良くわかります。みなさんはどうでしょうか。

そうした生活感覚での価値基準がもっと大切にされるべきだと私は思っています。
「有識者」や「専門家」が、さまざまな基準を決定する時代は終わりつつあるように思います。

但し、郵政民営化などの「技術論」は、専門家(政治家や官僚ではありません)の議論で決めるべきです。もちろん「御用学者」ではない専門家たちの自由闊達な議論でなければ意味がありませんが。
いまの日本は、どうも反対になっているような気がして仕方がありません。

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