■豪雪も私たちの生活のありかたの結果なのでしょうか
豪雪被害が各地で起こっています。首都圏は雪こそ降りませんが、例年にない寒さです。
ここ数年の異常気象の恒常化は、おそらく私たちの生活が地球環境を変えていることの証拠のように思います。環境問題の深刻さはみんな認識し始めましたが、それに伴って行動がどのくらい変わったかといえば、いささか不安があります。私の場合、間違いなくエネルギー消費量は増えています。小さなところでは意識をしていますが、おそらくそんなことでは問題は解決しないでしょう。それに、社会全体のエネルギーの無駄使いは、なかなか直らないように思います。
昨年は夏にインフルエンザが流行しましたが、それは温暖化の影響という説があるようです。人間が大きなエコシステムの一員である以上、自然環境の変化は間違いなく生命現象に影響を与えるはずですから、納得できる話です。
最近、さまざまな新しい病気が話題になりますが、これからますます増えていくのでしょうか。もっとも、病気は人間からみれば、避けたいことですが、大きな自然から見れば健全な現象というべきでしょうが。
明らかに健全とはいえない動きを私たちがしていることもあります。
たとえば、テレビでは食に関するひどい番組が横行しています。
昨年、糖尿病で入院した友人が、「食生活を乱すテレビの安易なグルメ番組の氾濫」が気になると書いてきましたが、生活習慣病というか文明病というか、それへのいざない番組をやりながら、一方で安易な病気診断番組も増やしているのは見事な組み合わせとしかいいようがありません。それ以上に、テレビで毎日、こうした番組を見ながら育つ子どもたちへの影響は大きいでしょう。テレビ人には子どもはいないのでしょうか。
テレビは、海外支援や社会貢献を語る前に、まずやるべきことがあるはずです。テレビに出ている有識者の人たちに、ぜひ声をあげてほしいものです。
今日の我孫子市は久しぶりの快晴です。
寒いですが、太陽の光を浴びるだけで気分は爽快になります。
自然の力の大きさを私たちは改めて考え直すべきではないかと思います。
今年はできるだけ自然と共に生きるようにしたいと思います。
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コメント
私の住む長野市はそれほどの大雪ではありませんが、新潟県境の野沢温泉や飯山では3メートル以上の積雪であり、お年寄りだけの世帯では除雪作業が間に合わない状況です。原因(責任)は私たちのエネルギー無駄遣いにありますので、しょうがないですね。庭に1メートル以上雪が積もっていますので冬の間は冷凍庫代わりに使えないか、考えております。家族は寒いから庭に出るのはいやだ、と反対していますので実現には紆余曲折があります。
いつも、楽しく拝見しています。本年もよろしくお願いいたします。
投稿: 久保田謙三 | 2006/01/07 16:24
久保田さん
お久しぶりです。
ありがとうございます。
何か久保田さんには宿題をもらっていたような気がしますが、お許しください。
雪を町おこしの資源に活用したり、自然の冷蔵庫などに活用しているところもありますが、それはそれでまた大変なのでしょうね。
ご家族の反対はよくわかりますね。
久保田さんも読んでいてくださるとはうれしいです。
また東京に来たら声を掛けてください。
投稿: 佐藤修 | 2006/01/07 18:39