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2006/01/30

■アフリカではよくあること

ボビー事件に関して、ムルアカさんとボビーさんの記者会見をテレビで見ました。
ボビーの年齢がこれまで公表されていた32歳ではなく39歳だということについて質問され、
ムルアカさんが「アフリカではよくあることです」と答えていました。
その前に、暴力を振るったことに関しても「アフリカではよくあること」という答えがあったような気がしますが、
この発言が気に入りました。

私は生活面において、家族から注意されることが多いのですが、
これからはこれで行こうかと思い、今日もすでに1回使いました。
残念ながら効果はありませんでしたが。はい。

しかし、みんながこういう言葉で、それぞれの文化を認め合ったら平和な社会になるでしょうね。
いや、これは9割冗談です。でも1割くらいの真実がありそうな気がします。
昨日、平和に関して書きましたが
気持ちよく暮らせる社会がもし平和の社会だといっていいのであれば、
それはきっとそれぞれの違いを認め合うことから始まるでしょう。
昨日の平和の集会でも、私は「寛容さ」を大切さにしてほしいと発言させてもらいました。
平和主義者の非寛容さをいつも感じているからです。

話が飛躍しますが、
「アフリカではよくあること」を未開発状況と称して、
「アメリカではよくあること」を押し付けようとしているのが、
最近のグローバリゼーションかもしれません。
そのおかげで、「日本ではよくあること」もどんどんなくなっていますが、
そこに最近私は住みにくさを感じているのかもしれません。

先週のオープンサロンでも、「中国ではよくあること」の話がいくつか出ましたが、
私たちはそういうことを「遅れた事象」として否定するのではなく、
そこに込められた価値や知恵をもっと大事にしなければいけないような気がします。

「よくあること」は現実を生きる人たちの知恵の結晶かもしれません。
そう考えると、耐震偽装も粉飾決算も、もしかしたら現場の知恵だったのかもしれません。
もちろん「間違った現場の知恵」だったわけですが、
なぜ一番真剣に生きている現場の人たちが間違ったことをしてしまったのか、
そしてそれが加速されたのか、
そこに目を向けなくてはいけません。

私はいずれの事件も、政界と財界のリーダーが誘導して引き起こした、
まさに「未必の故意」のある事件だと考えていますが、
最近の「よくあること」の仕掛け人は、もしかしたら現場の人ではないのかもしれません。

開発とはそういうことなのかとボビーさんとムルアカさんの話を聞いていて、気づきました。

かなり飛躍がある話ですみません。はい。

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