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2006/02/12

■まちづくりの始まりの現場

今日、茨城県の谷和原村の「城山を考える会」の横田さんから誘われて、その集まりに参加してきました。
この会に関しては、何回かCWSコモンズで書いたことがありますが、昨年から始まった住民たちの自発的なグループです。
谷和原村は来月、隣の伊奈町と合併して「つくばみらい平市」になるのですが、昨年、東京とつくば市を結ぶ、つくばエクスプレスが開通したため、おそらく大きく変貌していくところです。新しい駅「みらい平」の周辺はそれまでは何もなかったところですが、さまざまな建物が建設中で、駅から1分の住宅マンションもまもなく完成の予定です。谷和原村の人たちの生活も大きく変わっていくでしょう。
その駅から歩いていけるところに城山があります。ちょっとした里山と農地、素晴らしい谷津田、そして運動公園があります。谷津田には湧水もあるのです。
昔はそこに谷和原村の中学校がありました。ある世代から上の住民にとっては、とても意味のある場所なのです。
20haの城山運動公園周辺の地域をどうするかは、谷和原村にとっての重要課題でした。つくばエクスプレスの開通で、都心には1時間足らずでいけるようになるわけですから、新しい田園都市が生まれるか、文化と景観が壊れるかの、いずれかになるでしょう。
それを予想して、谷和原村では数年前から行政が住民参加のスタイルで構想づくりをしてきました。東京のコンサルタントも入って、「立派な」計画ができたのが5年前です。幸いに、村の財政が厳しく着手できませんでした。それにコンサルタントがまとめた構想は、「立派」すぎて生活とのつながりが見えにくいものでした。
そこで私に声がかかりました。何回か通っているうちに出会えたのが横田さんです。
そして横田さんが仲間に声をかけて始まったのが城山を考える会です。
横田さんたちは構想を描く前に、まずは里山の整備に取り掛かりました。最初は下草刈りです。なにしろ予算がありませんから、完全な手弁当です。しかも重労働。仲間は減ってしまいましたが、そうした中からしっかりした何人かのつながりが生まれました。そしてその輪が少しずつ広がりだしたのです。
毎月2回の集まりをやっていますが、それに誘われたのです。里山の空き地にインディアンテントを張って、その中でかまどをつくって「たぬき汁」をつつきながらの茨城弁での話し合いです。
人のつながりが間違いなく育ってきています。まだメンバーは10人足らずですが、こうした人のつながりが「まちのはじまり」なのでしょう。
集まったのは私を入れて11人。なかには隣の守谷から来ている女性もいます。面白いのでついつい巻き込まれてしまったそうです。今回はつくば市から飛び入りした若者もいました。外部からも引き付ける魅力がすでに生まれだしているのです。
まちづくりとは何か、今日はたくさんの示唆をもらいました。
その上、すごく立派な卵までお土産にもらいました。
これこそが「まちづくり」の原型ですね。
新しいまちづくりが各地で始まっています。

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