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2006/02/03

■利益のあげ方

郵政民営化は着々と進められているようです。しかしもはや国民の関心はないようです。しかし、とてもおかしなことが次々と報道されています。
たとえば昨日の朝日新聞の記事に、
「郵政公社の債券管理 数十億円予定、1円で落札」
という見出しで、次のような報道があります。

日本郵政公社の郵政民営化に際し、簡易保険部門が国債などの債券管理業務を外部委託する入札で、「資産管理サービス信託銀行」(みずほ銀行系)が1円で落札していたことがわかった。郵政公社が事前に算定した予定価格数十億円を大幅に下回った。簡保が保有する債券は国債だけで50兆円以上に上り、銀行側は1円で落札しても多額の手数料収入が別に見込めるため、赤字にはならないとしている。

これが民営化の本質です。どう考えてもフェアではありません。
官の利権がかくも恣意的に、不条理に、民に与えられるのは、まさに官民構造だからです。どうせ政財界のトップのなかでの回し作業でしかないのです。問題にする価値もありません。
ここで問題にしたいのは、「多額の手数料」というところです。
現在の金融業界の手数料は、ベニスの商人の時代よりも悪質だと私は思いますが、このやり方は「最初の1週間は金利ゼロです」と言って、貧窮している生活者から結局は多額な高利をむさぼる仕組みに似ています。
同じ人たちが仕組んでいることでしょうから、それは当然のことですが、あまりに露骨なのが驚きです。私たちは馬鹿にされているのですが、まあ自業自得です。
先日、消耗品戦略のことを書きましたが、手数料戦略も同じ発想です。銀行は自らの事業スキームを根本から考え直すべき時期にきています。
高速道路料金も同じです。高速道路の料金はある期間を過ぎたら無料にするべきでしょう。もし有料にするのであれば、収支の透明性を確保すべきです。そんなことは誰でもわからなければいけませんが、日本人の多くは理解できません。洗脳はそこまで進んでいるわけです。
働かなくても、努力しなくても、利益が入ってくる仕組みをどうつくるか。
これが「経営」だとしたら、経営は創造的な仕事ではありません。
ホリエモンでも務まったのがよくわかります。

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