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2006/07/04

■ゼロ金利とグレーゾーン金利

今朝の新聞には、金利に関する二つの記事がでています。
ひとつはゼロ金利問題。
現在はゼロ金利というよりも、手数料などを考えるとマイナス金利ですが、金利よりも手数料のほうが大きな問題のような気がします。
それらを総合して考える必要があります。
もちろん両者は全く別の問題ととらえられがちですが、そうした発想を壊していくことが大切です。
私はゼロ金利には異論は全くない人間です。
財産を預かってもらうのであれば、むしろマイナス金利でも納得できますし、金利という発想こそが貨幣中心の現在の経済システムにつながっているような気がするのです。

一般金利はどうでもいいのですが、私にとってどうでもよくないのが、もうひとつの記事であるグレーゾーン金利です。
自民党の貸金業制度小委員会は、出資法と利息制限法の間の不透明な「グレーゾーン金利」を廃止することで一致し、出資法の上限金利を大幅に引き下げることにしたそうです。
ところが自民党内には、「急激に金利を下げれば貸金業者の審査が厳しくなり、借りられなくなった利用者が、より高金利のヤミ金融業者に流れかねない」「利息制限法の上限を少し超えただけで直ちに刑事罰の対象にするのは難しい」といった慎重論も根強いため、またまた特例措置が検討されているそうです。
いやはや、です。
より高金利のヤミ金融業者は犯罪です。
これをもっときちんと処罰すべきです。
本気で厳罰に処すればいいだけの話ですが、それがなされずにいます。
時々話題になるように、つながりがあるから処罰できないのでしょうか。
もともとすべての根源はきっと銀行にあるのでしょう。
そこを正すことをせずに、「高金利のヤミ金融業者に流れかねない」などという発想には怒りを感じますが、「利息制限法の上限を少し超えただけで直ちに刑事罰の対象にするのは難しい」などという発想には驚きを感じます。
自らも加担している人なのでしょうか。
私にはそう思えます。そういう人をまずは処罰してほしいです。

ヤミ金融業者がなぜなくならないのか。
それは金融システムの基本設計が悪いからだと思います。
極論すれば、基本に「金利」概念があるからです。
利息制限法の上限金利も大幅に引き下げるべきだと私は思いますが、そもそも金融システムや貨幣システムは何のためにあるのかという問題です。
みんなの生活を支援するためのものでしょうか、それとも権力を集中するためのものでしょうか。
無尽講や頼母子講の歴史、地域通貨の実験、など、私たちは今の貨幣システムとは違った仕組みの知恵ももっています。
複数の仕組みがあってもおかしくはありませんが、今の貨幣システムはどうも私にはなじめません。
だからといって、そこから抜け出られないのがもどかしくて仕方がありません。

高金利を禁止するとお金を貸す人がいなくなるので、お金を借りたい人は困ってしまう、とよく言われますが、この設問はどこかおかしいと思いませんか。
基本的な前提が私とはきっと全く違うのでしょうね。
お金がないために自殺するようなことの起きない経済システムはないのでしょうか。
お金がなくても、水と食べ物があれば生きていけるのですが。
ちなみにお金があっても、水と食べ物がなければ生きていけません。
そこから考えていくことが必要になってきているように思います。
青臭いなと笑われそうですが。

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