■新しい観光開発への関心
日光に行ってきました。
予想に反して、観光客が少ないのに驚きました。
そういえば箱根もそうです。
箱根にしろ日光にしろ、たくさんの魅力ある資源をもっているのになぜこんなにも衰退してしまっているのでしょうか。
私は観光にはかなりの関心があります。
なぜなら観光こそがまちづくりの真髄を象徴しているように思うからです。
しかしこれまでの観光はそうではなく、まちこわしにつながる観光でした。
それでうまくいくはずがありません。
観光とは歴史や自然を伴うものです。
先週、平城京遷都1300年をテーマに小さな集まりがありました。
そこで奈良の「寝道楽」の話が出ました。
奈良は過去の観光遺産の上に寝ていても暮らしていけるという話です。
ギリシアを旅行した時に、現地のガイドさんが同じような話をしていました。
たまたま素晴らしい景勝地に恵まれたが故に、黙っていても観光客がきてくれるところもあります。
そこもきっと寝道楽人口が多いかもしれません。
3年ほど前に、房総の御宿の観光開発のアドバイザーをさせてもらいました。
残念ながら観光業界の発想は変わりようもないようです。
最近、観光地に行くたびに、気になって仕方がないのです。
実におもしろいテーマなのに、どうしてみんな真剣に取り組まないのでしょうか。
それにしても、全く関係ない話ですが、
今夜の亀田選手のボクシングの勝敗は納得できませんね。
まあ、こうしてみんな自らを滅ぼしていくのでしょうか。
心しなければいけません。
| 固定リンク
「経済時評」カテゴリの記事
- ■資本主義社会の次の社会(2023.10.10)
- ■「資本主義の次に来る世界」(2023.07.24)
- ■「ペットボトル水現象は現代のチューリップ・バブル」(2023.07.06)
- ■読書の3冊目は「マルクス」(2023.03.28)
- ■ドラマ「ガラパゴス」を観て心が揺さぶられました(2023.02.15)
コメント