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2006/09/05

■子どもたちからのSOSの意味

子どもたちが加害者になる事件が増えています。
統計上は決して増えていないとよく言われますが、
テレビでは毎週のように子どもが加害者の殺人事件が報道されています。
増えていないとは思えません。
おそらく殺人にいたる前の同種の事件は、もっと多いでしょう。

なぜこんなにも増えてきているのでしょうか。
いろいろな説明ができるでしょうが、
社会のひずみが子どもたちにしわ寄せされている結果と考えるのは、さほど間違ってはいないでしょう。
いま流行の「いたみ」の増殖は、実はほとんどすべてが子どもたちに向かっているように思えてなりません。
加害者となってしまった子どもたちが、実は一番の被害者でもあると言っていいかもしれません。
ともかく怒りの持って行き場のない、とても不幸な悲しい事件が多いのです。

加害者こそが被害者という構図の事件が増えてきているということは、何を意味するのでしょうか。
私には、何かの予兆ではないかと思えてなりません。
何の予兆でしょうか。
子どもたちがSOSを発しているのではないのです。
社会そのものがきっとSOSを出しているのです。
その予兆に謙虚に耳を傾け、みんなが生き方を変えていかないと、予兆は現実になりかねません。

そうならないために、誰にでも出来ることがきっとあるはずです。
問題は決して、子どもたちだけのことではありません。
すべての人に関わる問題ではないかと思います。

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コメント

事実問題として少年事件の数は減ってますよ。
報道が増えただけです。

投稿: 田植 | 2006/09/05 23:19

田植さん
ありがとうございます。

子どもたちが加害者になる事件も減っているでしょうか。
いろいろと調べてみたのですが、
データが見つかりません。
もしご存知でしたら、教えていただければうれしいです。

投稿: 佐藤修 | 2006/09/07 09:31

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