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2006/09/27

■国家のアイデンティティ

安倍政権が発足しました。
マスコミはこぞって安倍政権支援のようです。
しかし、ラマラ・コンサートのDVDを観たせいか、
私にはバレンボイムが批判したイスラエル政権とイメージがだぶって仕方がありません。

教育基本法から憲法につながる「国体の基本」を変えていこうというのが安倍政権の意向のようですが、
バレンボイムとは全く正反対の方向を目指しています。
ブッシュや金正日と同じ姿勢です。
しかも、それを支援しているのが多くのマスコミと「有識者」と国民です。

バレンボイムがヴォルフ賞授賞式のスピーチで引用した、イスラエルの独立宣言をネットで探していたら、
江川紹子ジャーナルに彼のスピーチが引用されていました
その一部を引用させてもらいます。

<イスラエル国は、国民すべてを利するべく、国の発展に尽くす。イスラエルの預言者が述べたように、国民にあまねくもたらされた自由と正義、幸福の原理が我が国の基盤である。我が国では住民が、信仰、人種、性のいかんに関わらず、社会的、政治的な権利を等しく保証される。信教、良心、原語、政治、文化の自由は守られる。 皆を代表して、この独立宣言に署名する者は、平和のために尽くし、隣接する国々やその国民と友好的な関係を結ぶよう尽力することを誓う>

現在のイスラエルにとって、この独立宣言はどういう存在なのでしょうか。
イスラエルのアイデンティティは、この独立宣言の中にこそ、込められているはずです。
アイデンティティをおろそかにした国家は必ず滅びます。
ユダヤ人たちは、また離散に向かって進んでいるようにしか思えません。
たった一握りの権力者の無知と強欲のために。

日本はどうでしょうか。
私にはほとんど同じように思えてなりません。
もし違いがあるとすれば、国民が政権に与しているかどうかです。
もちろん与している国家は日本です。
ラマラ・コンサートのDVDを観て、それに気づきました。

平和憲法はいまや風前の灯です。
すでにイラク派兵や君が代強制で実態的には為政者によって憲法は踏みにじられていますが、憲法はまだ健在です。
しかし、実態にそぐわないからとか外部からの押し付けだからという理屈にもならない理屈で、その憲法が変えられようとしています。
ヨーロッパでは、第2次世界大戦の教訓はかなり活かされていますが、日本では全くといっていいほど活かされることなく、80年前と同じような道を歩いているように思えてなりません。
つまり国民が目覚めていないといっても良いでしょう。
日本もまた国家のアイデンティティを再構築できずに、離散国家に向かっているのかもしれません。
ソドムとゴモラを思い出します。

あと100年、生きられないのが残念です。
いやそれが幸せなのかもしれません。

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