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2006/10/15

■幸せの風景と家族の変容

近くのミニスーパーに女房が花を買いに行くので付き合いました。
彼女が花を探したり買い物をしたりしている間、
そばのベンチで座って何となく風景を見ていたのですが、
夫婦連れが多いのに気が付きました。

そのお店はスーパーとしてはやや高いですが、品質は定評があるお店です。
30年ほど前に開発された大規模団地の近くに立地しています。
その団地の住民もかなり高齢化して、企業を定年退職した人も多いはずです。
入り口ではいつも草花を販売しています。

私が座っていたのは15分くらいでしかありませんが、
歩いてやってくるシニアの夫婦がとても多いのです。
そしてみんなお店に入る前に花を見て、半分くらいの夫婦が花を購入しています。
いずれも会話は多くはありませんが、とても和んだカジュアルな雰囲気です。

何気なくそうした風景を見ているうちに、
「幸せ」というのはこういうことなのだろうなととても納得できました。
夫婦でこうした和んだ時間を過ごせることこそ最高の幸せなのです。

世代からして買い物も決して多くはありません。
量は少なくてもいいから安心して美味しく食べられるものを一緒に探すのに向いている規模のお店なのです。
そして心和ます花。
イトーヨーカ堂やイオンのような広いスーパーとはかなり雰囲気は違いますし、
纏め買いではなく最寄店感覚で毎日買いに来ているシニア夫婦も少なくないでしょう。
そこでは買い物さえもがとても幸せな風景になっています。
海外旅行が幸せとは限りません。
65歳になると、そういうことが実感できてきます。

先日、大企業の部長層のみなさんと話をしていて、
休日などに奥さんと一緒に買い物に行きますかと質問させてもらいました。
そうしたら全員が行くと答えてくれました。
みなさん忙しい方ばかりですので、意外な気がしました。
しかし間違いなく夫婦の関係は変わってきているのでしょうね。
私が見た幸せそうな夫婦の光景は、ますますこれから増えていくようです。

前にも書きましたが、私は核家族化こそが家族を崩壊させ、
社会を貧しくした大きな原因だろうと思っていますが、
もしかしたら核家族での幸せの形もあるのかもしれません。
しかし、それでいいのか、少し気になる幸せの風景です。

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コメント

シニアの夫婦で「ミニスーパー」へお買い物、いい風景ですね。でも、一昔前まではこう言う、ご夫婦の、ご主人のほうは「ゴキブリ亭主」「濡れ落葉」と言われ笑われたのですよね!
ところが、「空の巣」になって、ご主人の有り難味がわかる。
そこで「支え合って“人”になる。」

私思うのですが文末に書かれている様に「核家族化は家族を崩壊させた」と。

今の子供達は、我慢が出来ない、他人が判らない(自己中)、喧嘩の仕方を知らない、生きる“知恵”を知らない、不足を知らない、小刀がつかえない、木で物を作れない、etc.

私って、57歳ですが、懐古趣味なんでしょうか?

投稿: 根本賢二 | 2006/10/16 00:57

根本さん
ありがとうございます。
久々の投稿ですね。

核家族化は経済を成長させましたが、
社会を退化させたのではないかと思います。

でもここまで来たら、どうするか、
悩みますね。

投稿: 佐藤修 | 2006/10/16 07:27

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