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2006/12/20

■国民年金基金のひどい内容

娘のところに厚生労働省年金局監修の「国民年金基金のお知らせ」が届きました。
むすめが、こんなのに入るわけがないと言っているので、案内のパンフレットを読ませてもらいました。
唖然としました。
皆さんは読んだことがありますか。
私も保険をかけるほうでなくて、保険事業を行なうほうになりたいです。
悪質商法とは言いませんが、実質的にはそれに近いような気がします。
私の読み違いかもしれませんが、パンフレットを読む限り、そう思います。
これでどれだけの人が不当利益を得ているのでしょうか。
案内書に寄れば、年金基金の内容はこういうものです。
たとえば、40歳の人であれば、60歳までの年金月額が26,070円です。
65歳から終身年金が受け取れますが、その金額は月額30,000円です。
インフレ補正は明記されていませんので、単純計算できます。
20年の保険料総額は約625万円です。
一方、当人が現在の平均寿命といわれる85歳まで生きたとして、受け取れる年金総額は720万円です。
仮に平均寿命を全うできれば、100万円たくさんもらえるではないかと思うかもしれません。
しかし、納入時期と支給時期には25年間の開きがあります。
仮に大きな社会変化がないとしても、物価上昇のインフレは避けがたいでしょう。
厚生労働省も年金の検討には物価調整率を加味していますが、中長期的には1%と考えているようです。
625万円を年率1%で増加すれば、25年後には800万円を超します。
つまり平均寿命を全うしても、負担額よりも年金額は少ないのです。
私の理解に間違いがあるかもしれませんが、パンフレットを読む限りはそうなります。
誰が得をする仕組みでしょうか。
いうまでもありませんが、この制度を動かす関係者です。
これは評判の悪い「ねずみ講」の一種なのです。
しかも、この案内書にはプロゴルファーの宮里藍さんがモデルに使われています。
彼女は自らがこうした詐欺まがいの仕組みに利用されていることなど知らないでしょう。
国家が詐欺などやるはずがないと多くの人は思っていますが、詐欺をしようという人たちにとっては、国家とは便利な仕組みであり、信頼性を勝ち得るブランドなのです。
むすめがまた言いました。
こういう資料をどれだけの人に毎回出状しているのだろうか。それだけの費用が余っているのであれば、保険料を少し低くしてほしい。
同感です。
国民年金基金の仕組みを見て、年金関係者は詐欺集団だなと確信しました。
ノンバンクもひどいですが、年金関係者も同じ穴の狢なのかもしれません。
お金は本当にこわいものです。
金融業が大きな割合を占める社会は健全にはなりようがないのかもしれません。
守銭奴の社会が広がっているのが恐ろしいです。

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