■社会の突然の変化
我孫子駅前の銀行ATSに月末のせいか、長い行列ができていました。
そういえば、先週の24日も、駅前を2回通ったのですが、毎回、10人以上の人が並んでいました。給料日だったからでしょうか。
15年ほど前だったと思いますが、ある雑誌から、顧客満足を高めるために銀行店内での待ち時間を短縮することの大切さのようなテーマで寄稿を頼まれたことがあります。当時は、利用者を待たせないための銀行のサービスが課題なっていたような気がします。ところが、ある時から突然にATS窓口に並ぶことにみんな不満を言わなくなりました。しかも外で並ぶのです。雨の日も寒い日も、暑い日も、です。なにやら宮沢賢治の詩にでてくるような感じがしますが、今ではみんな、それが当然のように受け入れています。そして、そうした機械任せであるにもかかわらず、手数料はどんどん高くなりました。それにもみんなあまり文句を言いませんでした。
私にとっては、なぜ急にみんなが変質したのかわかりませんが、こらえ性の無い私は、今でも並ぶことには大きな抵抗があります。どう考えてもおかしな話です。
このように、ある時突然、社会の文化が変わることがあります。
時々、自分がタイムスリップしたのではないかと思うことがあるのです。
そんな体験はないでしょうか。
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