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2006/12/23

■ノロウイルスによる「風評被害」

ノロウイルスによる「風評被害」が出始めているようです。
たしかに我が家でも、先日、鍋をしましたが、蛎が入っていませんでした。
蛎だけではなく、生ものは我が家の食卓からは消えつつあります。
昨年はインフルエンザの流行が話題になりましたが、
新たな病気の流行は最近では恒例行事になったような気がします。

マスコミでの被害情報や広がり予測は本当にきちんと吟味されてのものなのか、いささかの不信があります。
生きた鶏たちが大量に処分されるようなことが許されて良いのかにも大きな疑問があります。
いったい誰が意思決定しているのか。
その基準は何なのか、公的な検査機関への信頼感を失っている私としては、いつもそうした情報には疑念を持ってしまいます。

もっともこういう話は、予防的な意味もありますので、
少しくらい不確かな情報でも流すほうがいいとは思うのですが、
大騒ぎした割には何も起こらないと(大騒ぎしたからこそ何も起こらなかったともいえますが)、
あれは何だったのかなどと考えてしまうのが人間です。
そのうちに情報に麻痺して、「狼少年」の話のようにもなりかねません。
「風評免疫学」のようなものがあるのかもしれません。
「風評被害」の研究に取り組んでいる友人に、一度、訊ねてみたいと思います。

最近の情報流通の仕組みは、10年前とは様変わりしています。
マスコミは、そのパワーを集中する方向を強め、ガバナンスを失ってしまいました。
しかもインターネットが世界を一気につなげる情報ルートを構築し
、しかも偶然に選ばれた情報を一挙に増幅し、過度に編集する仕組みに仕立て上げました。
単細胞のコンピューターが支配管理することが可能になってきたということです。
情報の増幅拡大機能が飛躍的に増強されたのです。
しかもガバナンス不在です。
おそろしい「非情報化革命」が現実のものとなりました。

今回の「風評被害」の記事を読みながら、それに対する対抗力のなさを嘆きたくなります。
情報社会とは何なのかを、もっとしっかりと読み解いていくことが必要です。

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