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2007/01/09

■郵政民営化の成果が見えてきました

あまり利用されない郵政公社のATMが次々と撤去されだしています。
当然のことですが、その影響は極めて大きなものがあります。
昨年秋くらいから、マスコミでも問題にされだしていますが、困る人が増えていくでしょう。
しかし、そんなことは最初からわかっていたことですから、困った人のほとんどは自業自得です。
これからこうしたことが続出するでしょう。
最悪の内閣だった小泉内閣が残した負の遺産は想像を絶するほど大きいように思います。
小泉内閣を支持した人たちはみんな苦汁を飲まされることでしょう。
ざまあ見ろ、といいたい気分も皆無ではありません。
私も最近、かなり性格が悪くなりました。反省。

郵政民営化が時代に逆行していることは少し思考能力のある人なら誰でもわかることです。
以前も書いたように、民営化とは権力者と悪徳資本家が儲ける仕組みなのですから。
もっとも今までの郵便局も、これまた悪徳権力者と悪徳資本家が跋扈していた世界かもしれません。
つまり、問題の立て方は正しかったのですが、解決策で小泉某という悪質な人物に騙されただけの話です。

しかし問題は郵政民営化に賛成した無知な国民が不便になって、経済的に損失を大きくするというだけの話ではありません。
明治維新以来、先人たちが構築してきた社会の仕組みを壊してしまったということです。
民営化するくらいなら廃止して、完全に民間企業にすれば良い話なのですが、自分たちの利権世界を育てるために、社会的なインフラストラクチャーともいうべき郵便の仕組みを金儲けの世界にただ同然で投げ出してしまったのです。
この意味は極めて甚大です。
古来からの地名を変えた浅薄な官僚がいましたが、それと同じくらい罪深い行為です。
その被害の大きさを考えれば、世間に広がっている詐欺行為など可愛いものです。
もし彼らが罪に問われるのであれば、郵政民営化に加担した経済官僚や政治家は重罪に処すべきだと私は思ってしまいます。
歴史が苦労して創りあげてきた社会資本ともいうべき、そうした仕組みや文化が次々と金儲けしか頭にない人たちによって、壊されていくのがとても寂しいです。

それは経済システムや社会システム、伝統文化だけではありません。
平和も同じです。
憲法9条は日本の宝だという、かつては政界や財界で活躍した老人が少なくありません。
その発言は傾聴に値します。
しかし、まてよ、と私は思います。
あなたたちが、それを壊してきたのだろう。
何をいまさら寝ぼけたことを言っているのだ、と思ってしまうわけです。
最近、急に、日本はおかしくなってしまったと、テレビや新聞で発言する人も増えてきていますが、社会が壊れていく時の現象なのでしょうか。
今の社会に責任を持ってもいいだろうと思う人までそういう言葉を発しているのを聞くと、老人は信頼できないなと思ってしまいます。

と、こんなことを書いている私もまた、その一人かもしれません。
がんばってもっと権力や財力を持つ存在になっていればよかったと悔やまれますが、そうしたことに半分背を向けて生きてきたために、社会的にはほとんど影響力がありません。
しかし、その世界に入ったら、今のような納得できる生き方は出来ていないでしょうね。
やはり私もまた、自分のことしか考えずに生きてきた、悪質な老人の一人かもしれません。

あれれ、書き出した時に考えていた内容と全く違う内容の話になってしまいました。
当初はもっと大切なメッセージを書くつもりだったのですが、困ったものです。
このブログは、思いに任せて書きなぐっているために、こういうことが多いのです。
今日は実は、社会が壊れていくことへの警告を書くつもりだったのですが、老人批判になってしまいました。
すみません。
私も老人の一人なので、自己批判と受け止めてください。

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