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2007/01/15

■戦争を直視する姿勢

ドイツと日本の戦後教育の違いはよく指摘されることです。
子どもの教育は20~30年後に結果として出てきます。
今の社会の状況は、20~30年前の子どもへの教育の結果でもあります。

古い話ですが、1991年11月8日号のニューズウィーク誌は、真珠湾50周年特集を組みました。
そこに次のような記載がありました。

「ドイツが戦後の教育で自国の戦争犯罪を戒めてきたのに対し、日本では文部省の方針によりタブー視され、戦争を直視する姿勢がない。こうしたことの反省の弱さは若年層のナショナリズムをあおる土壌になっている」

最近、こうした指摘が日本人からよく出されていますが、遅きに失しています。
ニュールンベルグ裁判と東京裁判がどう違っているのか、私は不勉強で知らないのですが、少なくとも東京裁判にも広田弘毅さんのような人もいました。
戦争をきちんと総括しようという人はいたのです。
しかし私たちはドイツのように現代史をきちんと教えることを避ける為政者の下で、教育を受けてきました。

ニューズウィーク誌が予言したように、今の日本は危険な状況になってきているように思います。
私たちの親が体験した戦争の実態をもっと真摯に直視すべきだと思います。

ちなみに、雑誌「軍縮問題資料」ではいま、「法廷で裁かれる日本の戦争責任」を連載しています。
学校では決して学ばなかった事実が語られています。
ぜひ読んでほしいと思います。
そうしたら防衛庁を防衛省にすることの恐ろしさも実感できるかもしれません。

ちなみに、教育改革が話題になっていますが、こうした視点をしっかりと入れて議論すべきではないかと思います。
「改革」には歴史観がなければいけません。
昨今の「改革」は、すべて欲得視点の小手先の詐欺でしかありません。
ちょっと言いすぎでしょうか。

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