■スクエアになった朝日新聞
朝日新聞の紙面の構成スタイルが変わりました。
一言で言えば、「四角」になったのです。
題字の印象も変わりました。
毎日新聞や産経新聞と似てきました。
誌面割りは四角のユニットで切り刻まれてしまいました。
読みやすいのかもしれませんが、なにやら味がなくて、退屈です。
おそらくそれは内容にも通じているでしょう。
それぞれの記事が切り離されてしまい、しかも枠組みに合う分量になってしまったのですから、おのずと記事内容も変わっていくはずです。
読者もきっとお目当ての記事を「スクエア」に読んでしまうでしょう。
これまでの紙面構成に慣れているものにはとても退屈で味気なく、なにやらR21のコラム記事を読んでいるようです。
最近、街はまた「猥雑さ」が見直されてきたように思いますが、新聞雑誌はまだしばらくはスクエア路線なのかもしれません。
バーチャル空間とリアル空間の、こうしたタイムラグはもしかしたらつながっているのかもしれません。
新聞の性格もこの10年で大きく変わってしまったように思います。
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