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2007/06/30

■民営化が狂乱のごとく行われた時代

議論することの出発点は、相手の意見を聴くことです。
それがなければ、議論ではなく主張でしかありません。
最近の国会は議論の場でなく、作業処理の場になってしまったようです。
そうであれば、高いコストをかけて、代議士を選ぶ必要はなく、人材派遣会社に議員を派遣してもらえばいいでしょう。
国会議員もそろそろ派遣に切り替えたらいいように思います。
裁判もまたそうした方向に動き出していますし(裁判員制度はその一歩)、もはやすべては作業で処理できる時代になってきました。

というような「悪い冗談」は慎まなければいけませんが、最近の国会は一体何なのでしょうか。
まじめさが感じられません。
第一、私などの感覚では、ネクタイもせずに何が国会だと思います。
内容がないのであれば、せめてスタイルくらいは大事にしてほしいです。
それで少しは意識が変わるかもしれませんし。
ネクタイが良いわけではありませんが、もう少しけじめをつけてほしいです。
クールビズには私は大反対なものですから。

まあそんなことよりも、問題は社会保険庁解体法が成立したというのには驚きを禁じえません。
これでまた問題の本質は見えなくなり、責任はあいまいになるわけです。
しかも「民営化」です。今度は誰が儲けるのでしょうか。
私は年金をもらう年齢ですが、まだ払うほうであれば、やはり払い続けるでしょうか。
払うとしても、納得は難しいですね。
どうしてみんなおかしいと思わないのでしょうか。

民営化とは、何回も書いてきましたが、私有化のことです。
ミートホープのようなことが起こりかねない世界にゆだねるということです。

「マルチチュード」という本の中に、こんな記事がありました。

歴史のなかには、民営化が狂乱のごとく行われた時期もある。フランス革命後のルイ・フィリップからルイ・ボナパルトの治世にいたる長い時期がそうだし、ヨーロッパの福祉国家が危機に陥った後の1970年代や、ベルリンの壁崩壊以後、旧ソ連圏の官僚たちが資本主義的新興財閥として蘇った時代もそうだった。(下巻150頁)

そして後世の人は、このリストに日本の21世紀初頭の日本を加えるでしょう。

先日、テレビで銚子電鉄の紹介がありました。
「共営化」の事例です。
そろそろ官民の世界から「共の世界」へと発想を変えるべきではないかと思います。

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