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2007/07/09

■赤城事務所経費事件で気になること

政治の世界は、相変わらずやりきれない報道が多く、選挙への関心も失いそうになる毎日です。
書いても愚痴にしかならないのですが、やはり書きたくなりました。

今日、残念に思ったのは赤城事務所経費事件に関する赤城農相の言動です。
毎日新聞のネットサイトには、こう書いてあります。

赤城農相は8日夜、記者団に「(父親の7日の発言は)単純な誤解。長年、後援会の方に集まってもらい、いろいろな会合を行ってきた」と述べた。さらに野党が要求している経費の詳細な公表については、「法律で公表する必要がないのであれば、まさにその法律の趣旨の通りに運用すべきだ」と改めて拒否した。
顕在化している問題は、私にはあまり興味がありません。
そんなことみんなやっているでしょうに、と白々しさを感じてしまうわけです。
それにもっと大きなところでおかしなことをやっているでしょうから、この程度の額などは私には瑣末に思えます。
しかし、今回の事件は3つのことが気になります。

第1は、赤城農相は父親に嘘を強要しているのではないかという疑念です。
テレビで2回観た父親は善人そのものに見えました。
最初は事務所などには使っていないと言い切り、発言撤回した後も、息子から事務所経費をとるバカはいないでしょう、と明言しています。
まさに善人の顔です。顔で評価してはいけませんが。
その父親に発言撤回させる息子に哀しさを感じました。

第2は、「法律で公表する必要がないのであれば、まさにその法律の趣旨の通りに運用すべきだ」という赤城農相の発言です。
松岡農相と同じ論理です。
正義や公正に関する自分の考えのないことを表明しているわけです。
つまり主体性がないということです。
主体性がないことが最近は閣僚になる条件かもしれませんが、日本の学校教育の成果をまざまざと感じます。優等生の悲しさを感じました。

そして第3は、その法律をつい先ごろ、強行採決した人物が彼を任命していたことです。
ザル法とさえ言われた法が、まさにザル法であることを自分たちで証明したわけです。
真摯な議論をせずに、強行採決するということの意味が多くの人に伝わるといいのですが、それをアピールする技も力も意志も、今の野党にはないでしょうから、これはあまり見えてこないいかもしれません。
両院の議長の国会終了のメッセージの意味を改めて思い出しました。
強行採決とは何なのかは、もっとしっかりと認識すべきではないかと思いますが、あまり誰も議論をしません。
この事例をもとに、強行採決がどれほどの「犯罪」なのかを、どこかのマスコミが問題にしてくれないものでしょうか。
法律で禁じられていないから、悪いことではないと、みんな思っているのでしょうか。
私は「犯罪」以外の何ものでもないと思っています。
それをゆるした野党の責任も含めて、です。

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