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2007/08/21

■権力者の勝手な論理とそれに迎合する「有識者」

数日前に少し反省したにもかかわらず、やはり悪態をつきたくなりました。

テレビ番組(TVたっくる)での自民党の舛添議員の発言が、その契機になりました。
民主党のマニフェストに掲げられた具体的な数字に対するコメントのなかで、「政権をとる気がないから無責任の数字を上げてきたのが民主党」というような発言をしたのです。
さらに、今回の選挙結果で、ようやくこうして緊張感をもって議論できるようになったと言うような発言もありました。これに関しては、出演していたタレントや政治家も同じような主旨の発言をしていたように思います。
なんということでしょうか。
自民党議員の本質とそれに迎合する有識者やタレントたちの人間性が垣間見えます。

私は、前にも書きましたが、民主党は嫌いですし、数字を中心にしたマニフェストにも違和感があります。
しかし、舛添議員のような御用学者の存在にはもっと虫唾が走ります。
こうした似非学者が日本や企業をだめにしてきたと考えているからです。

政権をとる気がないから無責任な数字が言える、という発言に関しては、政策を実行する気がないから数字をださずにごまかしてきた、という返答が成り立つでしょう。
これまでの自民党にはビジョンのある政策などありませんでした。
政策などなくてもやってこられたのです。膨大な国民の財産を浪費することによってです。
そして日本をだめにしてきたわけです。

よく自民党には実績があり、民主党には実績がないと言われます。
こんな馬鹿な議論はありえないと思うのですが(政権を担っていないでどうして実績がつくれるでしょうか)、多くの国民はそうした論理をなぜか受け入れます。
確かに自民党は政権としての実績はあります。
問題はその実績の内容です。日本を壊した実績というのもあるわけです。
まあ、そんなことはどうでもいいのですが、数字に対して批判するのであれば、きちんと具体的に数字で反証すべきですが、舛添議員はなんと自民党は数字は出しませんというのです。

民主党が自民党に勝ったので、やっと議論できるようになったという発言も、民主主義の基本を逸脱しています。
J.S.ミルは、民主主義とはマイノリティの意見の尊重だと言っていますが、数の暴力主義を信奉する自民党には通用しないのかもしれません。
また一部の「有識者」や「タレント」が、国民は民主党に政権を任せようなどとは思っていない、などと知ったような発言をしていましたが、なぜそんなことが言えるのでしょうか。

ともかく最近の政治論議は、腹立たしいことが多いです。
なにしろ嫌いな民主党を応援したくなるのですから。
困ったものです。

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コメント

今回の選挙は現在の自民党を否定するための選挙で、他の要因は関係ないですから、どう考えても民主党以外に入れても死に票になることは当初から自明だったと思います。
それを見誤ってしまっては状況判断を間違えると思います。
好悪や善悪の前に、実際どうかが問題だと思います。

投稿: seikurou | 2007/08/21 18:29

seikurou さん
ありがとうございます。

>今回の選挙は現在の自民党を否定するための選挙で、他の要因は関係ないですから

とは、私は思っていないのです。
死に票になることは避けようという活動にも関わっていますが、逆にそうしたことは注意しないと逆効果になることもあります。

また「現在の自民党」と言う定義は難しいような気がします。

投稿: 佐藤修 | 2007/08/23 15:34

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