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2007/08/15

■シビリアン・コントロールの歯止めの喪失-佐藤正久議員の場合

我孫子で、地に足つけた平和活動に取り組んでいる豊田さんから教えてもらったのですが、参議院議員になった元サマワ先遣隊長、佐藤正久さんが集団的自衛権の論議の中で、イラク在留中に、国民を騙して戦争状態をつくりだすつもりだったとTBSの報道の中で発言していたそうです。
そのことはTBSニュースのサイトに紹介されています
この記事は時間がたつと削除されるでしょうから、一部を引用再録しておきます。

イラクに派遣された陸上自衛隊の指揮官だった佐藤正久氏は、当時現場では、事実上の「駆けつけ警護」を行う考えだったことをJNNの取材に対して明かしました。
(中略)
佐藤氏は、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだったといいます。
「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)行ったと思うんですけどね。その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」(佐藤正久)
「駆けつけ警護」とは、味方である他国の軍隊が攻撃された場合、駆けつけて応戦することですが、正当防衛を超えるとして憲法違反とされています。しかし、集団的自衛権に関する政府の有識者会議では、それを認めようという議論になっているようです。
佐藤正久さんはテレビでのニュースショーなどにも参加してきていますが、その発言にはかなりの危うさを感じます。戦争の現場を知っているといいますが、世界を知らなすぎるように思います。最近は、そういう人も増えました。

テロ対策特別措置法が問題になっています。
小沢さんの強い「ノー」の表明で、この問題がようやくみんなの関心を呼び起こしそうですし、その実態があぶりだされそうです。
アフガンやイラクで、自衛隊の人たちが何をしているか、私たちはほとんど知りません。
テロ対策といいますが、テロリストは誰なのかの議論すらあります。
見方によっては、私たち自身がテロリストに加担しているということもありえます。

シビリアン・コントロールの出発点は、実態を国民が知ることです。
そうしないと現場しか知らない人が独走してしまいかねません。
太平洋戦争もベトナム戦争も、そうでした。
国民の知らないうちに、戦争は始まるのです。
シビリアン・コントロールを壊すのは簡単なのです。

それにしても、小泉郵政選挙以来、おかしな人が国会議員になりだしました。
選挙に行かなかった丸川さん、国民を騙して戦争状態をつくりだすことに何の違和感ももたない軍人、こんな人たちが国会に紛れ込み出したのです。
国会はもはや権威を失墜しています。
平和憲法を捨てて、戦争に向けて動き出そうとしています。

ちょっと過剰反応でしょうか。
しかし、日本もドイツも、そうやって戦争に突入して行ったのです。
今日は終戦記念日です。虚しさで元気が出ませんが。

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コメント

「労働の終焉」は何十年も前から言われていて、お正月の予想される未来は技術の飛躍的な進歩で数時間働くだけであとは自由ににいきる。お正月だから夢いっぱいの記事で覆われていました。
しかし、経済、市場のグローバル化は金融市場、ヘッジハンドに操られ、需要と供給の原理は失われ、過剰生産、大量放棄。極端に言えば、過剰な武器は紛争地で過剰に使い、残ったら其処に放棄するなど市場経済の為の需要は破綻に繋がるようにおもいます。私は経済の事はあまり分からないのですが。
オープンブックマネージメント、中小企業などで社員全体に帳簿を公開してこの不景気を乗り越そうとしているのをテレビで見ますが、今、其の本は読まれ、立ち上がる勇気を与えているのだと思います。

投稿: maron | 2009/04/03 05:28

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