« ■舛添厚生労働相の奮闘 | トップページ | ■浜岡原発判決の裁判官の責任の取り方 »

2007/10/27

■節子への挽歌53:「節子」が8回も出てきましたね

告別式の会葬の礼状には「節子さん」の名前が8回も出てきましたね」
節子の友人がそういいました。
一緒にいた娘が、会話の中にも「節子」がしょっちゅう出てくるんです、といいました。
そういわれると、そうですね。

このブログの記事でも「節子」は頻出しています。
節子が元気だった頃から、自宅では私は「節子」の名前を乱発していました。
何かあれば、すぐ「節子」でした。
本人がいた時はよかったのですが、いなくなった今も「節子」の名前ばかり呼んでいるので、娘たちにはかなり「うざったい」ようです。
もっとしっかりしてよ、と時に叱られています。

告別式のあいさつは、不思議なことに涙もださずに最後まで話せました。
あんな状況の中で、あれだけ話せるとは感心したと、皮肉ではなく、ある先輩から言われました。
あの時は本当に不思議でした。
しかし、それ以来、時間がたつほどにだめになってきています。
自宅で不安が高ずると、ついつい「節子」といってしまうのです。
そうすると少しだけ気持ちが静まります。
しかし、それを聞いている娘たちにはストレスがたまるようです。
気をつけなければいけません。

むすめが、気持ちが安定するハーブのサプリメントをくれました。
素直に飲んで見ました。
少し落ち着きましたが、「節子」というマジックワードほどには効き目はありません。
「節子」の丸薬はつくれないものでしょうか。

|

« ■舛添厚生労働相の奮闘 | トップページ | ■浜岡原発判決の裁判官の責任の取り方 »

妻への挽歌01」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌53:「節子」が8回も出てきましたね:

« ■舛添厚生労働相の奮闘 | トップページ | ■浜岡原発判決の裁判官の責任の取り方 »