■「来年の4月辺りが一番わかりやすい解散の時機」?
民主党の鳩山さんの発言が朝日新聞に取り上げられています。
鳩山氏は衆院解散について、「我々は予算本体、予算関連法案に賛成することはない。しかし、(政府が)『予算は上げてもらいたい』となれば、(民主党は)『分かった。それならば、解散しろ』という発想があるのではないか」と述べ、野党が参院の過半数を占める中、政府・与党との「話し合い解散」に触れた。さらに、鳩山氏は「来年の4月辺りが一番わかりやすい解散の時機になるのではないかと思っている」と語った。(朝日新聞2007年10月16日)。まあ、別に新しい意見ではなく、多くの識者が語っている話です。
しかし、私には、「予算」を成立させて解散という発想がどうも理解し難いのです。
予算は内閣や国会の意思が集約されたものです。
予算を決めた国会や内閣が責任を持って執行すべきことです。
予算だけ決めて、その後で国会の構成が変わったり、政権交代があったりするということはどう考えても納得できません。
解散選挙で国民の意向を確認するのであれば、当然、予算審議の前に行うべきでしょう。
それが素直な常識です。
「来年の4月辺りが一番わかりやすい解散の時機」と鳩山さんはいいますが、私には全くわかりません。
どうやら私は政治オンチになってしまっているようです。
予算審議を政争の具にはしてほしくありません。
「政治」と「政争」とは全く別次元の話なのですから。
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