■節子への挽歌49:花がまだ届き続いています
花がまだ届き続いています。
ホームページやブログで、「節子は花が大好きだった」と書きすぎているためではないかと娘たちから注意されました。
それにしても、本当に驚くほど、花が届きます。
いつか書きましたが、少なくなると届くのです。
昨日は近所のご夫妻がとてもおしゃれな花を持ってきてくれました。
子どもがお世話になったのに病気のことを知らなくてすみませんでしたと、会うたびに言ってくれていた人です。
節子がどんな世話をしたのかよく知りませんが、こちらのほうが恐縮してしまいます。
節子の人柄なのでしょうか。子どもに本当に好かれた人でした。
今日は滋賀の親友たちから花が届きました。
私以上に長い付き合いの親友たちです。
女性のつながりの深さには感心します。
そんなわけで、小さな仏壇が花で埋まっているのです。
それを見ていてハッと気づきました。
節子は「花になってチョコチョコ戻ってくる」と言い残しました。
もしかしたら、こうして届いている花は節子なのではないかと思えだしたのです。
そういう意識で花を見ると、最近は供花といいながらも、あったかでホッとするような色合いの花が多くなっています。
もしかしたら、この花は節子なのかもしれません。
花に囲まれているのは節子ではなく、節子が私たちを囲んでいたのです。
でも、幸いにわが家の庭の花も元気になってきました。
もう送っていただかなくても、持ってきていただかなくても、わが家の庭の花で献花できます。
節子もきっとわが家の庭の花になって戻ってきはじめるでしょう。
長いことありがとうございました。
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