■栃尾駅保全運動への署名協力のお願い
北九州市の折尾駅舎の保存活動に取り組んでいる知人から、その署名運動への協力要請がありました。
彼女は私が取り組んでいる、「大きな福祉」を目指すコムケア活動の仲間です。
大きな福祉にとって、こうした問題はとても重要なことだと私は考えていますので、早速協力させてもらうことにしました。
折尾駅は私も一度だけ乗り降りしたことがありますが、木造総2階建ての駅舎で、とても味のある良い建築物です。
その駅舎が、折尾総合整備事業によって取り壊されることになっているのだそうです。
こうした歴史的産業遺産は以前よりも大事にされるようになってきましたが、まだ壊されているのが現実です。
蒔田さんからのメールの一部を引用します。
折尾駅舎は、大正5年建築の90年を越える木造総2階建の駅舎で、「日本初の立体交差・待合室の丸椅子・高架下の赤煉瓦のトンネルなどがあり、訪れるべき価値のある駅」の全国7位に選ばれました。蒔田さんは、こうも言っています。
折尾駅舎は、まちを愛する人にとっての誇りであり、シンボルです。
折尾のまちは、駅を中心に交通・産業・文化の拠点として繁栄してきました。
その中でも『折尾駅』は、石炭輸送によって日本の近代化に大きく貢献した重要な歴史的遺産です。
JRで現存する木造総2階建の駅舎は、折尾駅・門司港駅・日光駅・原宿駅の4つだけだともいわれています。
折尾地区だけでなく、日本中の方にも保存を呼びかけていただければと思います。
日本は、社会的資源(文化的、歴史的、空間的、、、)を 軽く感じすぎますよね。全く同感です。
まず、先人の思いや知恵などの経緯(歴史)を知らないから誇りも感じられないし、大切にすることもできないのかなとも思います。
折尾の開発は、利便性を良くするだけでなく、そういったものを次世代につなげていけるような開発であってほしいと思います。
折尾だけの問題ではありません。
よかったら協力してください。
署名用紙は次のサイトにあります。
署名用紙のダウンロード
http://f17.aaa.livedoor.jp/~heritage/orio.html
また、折尾駅の今昔物語もサイトをご覧ください。
http://members.jcom.home.ne.jp/nittan3/Orio-index.htm
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